【世界陸上】山中柚乃選手が残したモノ【結果ではない何か】
2022年に開かれた、オレゴン世界陸上女子3000m障害に出場した山中柚乃さんは、予選で敗退しましたが…
彼女の姿は、「結果よりも大きな何か」を残していったのです。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
オレゴン世界陸上🇺🇸
現地時間 7/16 10:35〜
日本時間 7/17 2:35〜3000msc予選1組に出場します!
夢の中で応援よろしくお願いします😊✨https://t.co/gH1I005Vsj#世界陸上#3000mscpic.twitter.com/nwqE7CyZjj
— 山中 柚乃 (@sigurenge__yuno) July 16, 2022
オレゴン世界陸上🇺🇸
現地時間 7/16 10:35〜
日本時間 7/17 2:35〜3000msc予選1組に出場します!
夢の中で応援よろしくお願いします😊✨https://t.co/gH1I005Vsj#世界陸上#3000mscpic.twitter.com/nwqE7CyZjj
2022年7月17日、なんとなくテレビをつけたところ、山中柚乃選手が映っていました。
陸上にあまり興味は無かったものの、彼女の姿に私の目は釘付けになったのです。
山中柚乃さんの経歴
山中さんについて初めて知ったので、まずは彼女の経歴について調べてみました!
知れば知るほど、山中柚乃(やまなかゆの)選手の魅力が明らかになっていきます。
現在:愛媛銀行女子陸上部に所属
現在の山中さんは、愛媛銀行に勤めながら、女子陸上部に所属されているようです。
昨日発売の #月刊陸上競技 2月号の
1コーナー、#マイプライバシー を担当させて頂きました🙇♀️
これを機に愛媛銀行、3000msc、山中(笑)の事を知って頂ければ嬉しいです😊 pic.twitter.com/Qz4knBaS4J— 山中 柚乃 (@sigurenge__yuno) January 15, 2021
当行は、2016年に女子陸上部を創部し、愛媛県内外で活動してまいりました。この度、当部の山中柚乃選手が創部初となる「令和2年度日本オリンピック委員会オリンピック強化指定選手」に認定されましたのでお知らせいたします。
山中選手は、2024年に開催されるパリ五輪を目指しており、明るいニュースをお届けできるよう、当行も山中選手の活躍をサポートしてまいります。
令和2年度には、オリンピック強化指定選手にも抜擢され、今後の活躍が期待されています。
彼女の身長は153cmと小柄であり、可愛らしい印象を受けますが、内面やハートは相当に熱いです。
東京2020オリンピックに出場
2021年8月には、東京2020年オリンピックに日本代表として出場し、女子3000m障害で五輪日本人最高記録を残しています。
・タイムは9分43秒83
さらに翌年の2022年6月、日本陸上競技選手権大会では2連覇を達成、日本歴代2位の記録を残しています。
・タイムは9分38秒19
山中さんは現在21歳、きっと今後も記録を伸ばしていくことでしょう。
2022年オレゴン世界陸上の結果
それでは、今回のオレゴン世界陸上について解説していきます。
初めて見た彼女の姿は、衝撃的なものでした。
走る姿に魅了された
なんとなくテレビをつけると、ちょうど山中柚乃選手がスタートする直前でした。
山中さんが走り始めると、何も知らない自分ですが、違和感を覚えます。
一応、私はリハビリ職なので、彼女のフォームの乱れや異変にはすぐに気が付きました。
よくよく映像をみてみると、なんと山中さんの右足にはテーピングががっちりと巻かれているのです。
最後尾を走る山中選手の表情は、痛みに耐えながら必死なものでした。
いつの間にか、そんな彼女の姿に私の目は釘付けになり、心の底から応援をしている自分がいたのです。
正直に言うと、これまでに陸上競技に興味を持ったことは、全くもってありません。
そんな自分が不思議と、山中柚乃選手が走る姿に引き込まれていたのです。
彼女が最下位でゴールをした瞬間、悔し涙を流していたのと同時に、私の目と胸が熱くなりました。
練習中に大怪我
その後すぐに、山中柚乃選手について調べ始めました。
すると、練習中に故障をしていたことが発覚します。
6月の日本選手権では自己新で連覇を飾り、7月6日のホクレン・ディスタンスチャレンジでも3000m9分13秒06と順調に調整を重ねていた山中だったが、渡米後の最初の練習中に右ハムストリングスを肉離れしてたという。 「スタートラインにも立てるか分からない状態」と明かし、トレーナーやスタッフのサポートを受け、テーピングを施して出場にこぎつけた。
なんと山中さんは
「スタートラインにも立てるか分からない状態」
だったのです。
それでも、最後まで諦めずに走り抜ける姿は、難病患者である私の心を大きく動かしました。
余談ですが、私コージは6つの診療科で治療を受けつつ、強力な薬の副作用になんとか耐えながら生活をしています。
そんな自分も、山中柚乃選手のように
「最後まで諦めずに生きていきたい」
と強く感じたのです。
・無理をせず、棄権すればよかったのでは?
などと、賛否両論かもしれません。
しかし、私の心に大きなモノを残してくれたことは、間違いなく事実です。
山中柚乃選手のnoteが素晴らしい!
山中柚乃選手は、アウトプットすることの大切さに気づくきっかけがあり、ご自身でnoteから発信もされているようです。
noteは前から登録していたんですが、
基本他の方達の投稿を見るだけで、自身で発信する事はありませんでした。ですが、
『インプットだけでなくアウトプットする事の大切さ』
に気づくきっかけがあり、これから始めてみようという決断にいたりました!
noteには、山中さんの生い立ちなども綴れているのですが、文才に溢れており、魅力的な記事を書かれています。
結果ではない“なにか”
なかでも、私の心に刺さった記事を、一つ紹介します。
オリンピックの舞台に立つまでは、
結果にこだわり“すぎていた"部分が正直ありました。
それが裏目に出てしまい失敗した事も沢山あります。ですがオリンピックを経験できたことで
結果ではない“なにか"がある事に気づく事ができました。そして、これからも結果を追い求める姿勢は崩さず、
誰かになにかを与えられる選手。そういった選手になりたい!
いや、なります!!
オレゴン世界陸上で、山中柚乃選手が見せてくれた姿は、間違いなく結果ではない"なにか"を残したはずです。
終わりに
山中柚乃さん、2022オレゴン世界陸上、本当にお疲れ様でした。
大きな生きる勇気を与えて下さったこと、心より感謝を申し上げます。
当サイト「ふらいあうと」は、今後も山中選手を応援していきます!
最後まで読んで頂きありがとうございました!