【障害者手帳】就職活動では積極的に公開しよう【隠さなくてOK】
障害者手帳を所持していると、就職活動では下手に出てしまいがちですし、隠したいと思う人も少なくありません。
しかし、障害を抱えていることは、積極的に公開をしていくべきです。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
私は難病の医療従事者ですが、障害者雇用について情報収集をしていると、ネットでこんな記事を見つけました↓
「ハローワークで障害者の求人に応募して、全部不採用だった苦い経験があります。面接まで呼んでもらえることも稀。面接に行ったときもおざなりな対応で、採用する意思がまったく感じられないこともありました。結局、障害者であることを隠して応募することをハローワークで勧められ、一般枠で応募し採用されました。しかし、健常者と同じ条件で働くことを求められて仕事が続きませんでした。
引用:ニッポン放送 NEWS ONLINE 「ハローワークで”障害隠し”を提案された~障害者雇用水増し問題にリスナーから怒りの声」
このハローワークの職員は、ちょっとありえないですね…
もしも、この方が無理をして体を壊したり、取り返しのないことになったら、どう責任をとるつもりだったのでしょうか。
ハローワークの職員は、8割が非正規雇用ですし、専門的な知識は何もありません。
ハローワークや障害者雇用は、闇が深いです。
障害者手帳は積極的に公開しよう
就職活動では、障害者手帳を所持しているからといって、隠したり気にする必要はありません。
体が一番大切です
先ほど紹介した記事ですが、ここが大事な部分なので、もう一度引用をしておきます。
しかし、健常者と同じ条件で働くことを求められて仕事が続きませんでした。
本当のこの通りで、障害者手帳を隠して就職をしたとしても、まったく良いことがありません。
それどころか、無理をして働き続けて、体を壊してしまったりしたら最悪です。
結局のところ、続けることができなったら意味がありませんし、失業保険を受け取るためには、最低でも6カ月以上の仕事をしていた期間が必要になります
たとえ体を壊してしまっても、6カ月に満たない場合には、失業保険が支給されることはありません。
障害者手帳を所持していれば、失業保険は最低でも300日の間支給がされますが、これは非常にもったいない話です。
障害を抱えている体で、健常者と同じように、半年も働き続けることは、かなり困難な話だと思います。
結局はブラック企業
上記の記事では、ここも重要な部分です。
面接まで呼んでもらえることも稀。面接に行ったときもおざなりな対応で、採用する意思がまったく感じられないこともありました。
この対応については、れっきとした違法行為です。
障害者雇用促進法第34~35条というものがあり、障害者への差別は禁止されています↓
障害者に対する差別の禁止
事業主は、募集・採用において、障害者に対して障害者でない者と均等な機会を与えなければなりません。また、賃金・教育訓練・福利厚生その他の待遇について、障害者であることを理由に障害者でない者と不当な差別的取扱いをしてはなりません。
事業主は、募集・採用において、障害者を差別することは法律ではっきりと禁止されています。
にもかかわらず、そんな対応をするような場所は、間違いなくブラック企業です。
障害者手帳を、積極的に公開して就職活動を行うことは、ブラック企業を見極める一つのポイントになります。
違法行為をするような場所は
「こちらから願い下げ」
ぐらいの気持ちで、障害者手帳を公開していけばOKです。
最初から採用する気がない企業も多い
そもそもですが、ハローワークに掲載されているような求人は、最初から採用をする気がないものばかりです。
国からの指導を避けるため
障害者雇用率制度というものがあり、企業は一定以上の割合で、障害者を雇用しなければなりません。
法定雇用率を大きく下回ったり、あまりにも悪質な場合には、国から直接の指導が入ったりします。
そこで、国からの指導を避けるために
「一応は障害者の募集をしている」
とアピールをしているのです。
そして、ハローワークには企業が無料で求人広告を掲載することができるために、採用する気がなくてもアピールし放題です。
採用しなくても事業主側に罰則はない
一応アピールだけをしておいて、面接に来た障害者をほとんど不採用にしたとしても、事業主側には何の罰則もありません。
障害者雇用については、事業主側が圧倒的に有利な制度ばかりであり、障害者が圧倒的に不利になっています。
たとえば、障害者雇用ではトライアル雇用を考える人も多いですが、失業保険を受給できないなどの、様々な問題を抱えています↓
また、ジョブコーチという制度もありますが、こちらもハローワークの職員と同様に、まったくの素人です↓
障害者手帳については、積極的に公開をしていくべきですが、そもそもハローワークは利用するべきではありません。
手帳を公開して転職エージェントを利用しよう
ハローワークではなく、障害者雇用を専門にしている転職エージェントが急増してきたので、そちらで手帳の公開をしていくべきです。
障害者は助成金も提供できる
このセリフは、作業療法士の私がこのブログでいつも言っていることですが、障害者は労働力だけではなく助成金も提供しています。
しかも、助成金については、厚生労働省のホームページに記載されている通り、かなり高額なものです↓
障害を抱えているからといって、下手に出たり、卑屈になる必要は全然ありません。
現在の日本では、高齢化社会が大きな問題になっていますし、労働力が不足している状況です。
確かに、大手の企業や人気のある場所はまだまだ倍率が高いですが、多くの企業が人材の確保に頭を悩ませています。
こんな状況のなか、労働力だけではなく助成金も提供してくれる障害者の存在は、かなり貴重な人材です。
自分に自信を持とう
障害を抱えていると、就職活動などでは、どうしても下手に出てしまいがちですが、自分に自信を持ってもOKです。
「障害者を仕事を与えてやっている」
と勘違いをしているような、ブラック企業はこちらから願い下げです。
そして、自分に自信を持って障害者雇用を専門にしている、転職エージェントを活用していきましょう。
こうしたエージェントには、障害者が貴重な人材であることに気づいていたり、理解のある企業が続々と求人を出しています。
そして、ハローワークの仕組みとは異なり、事業主側は有料で求人を出していますし、ブラック企業を徹底して排除しているようなエージェントも多いです。
また、自分に自信を持って、積極的に障害者手帳を公開していくことで、優良企業に採用される確率が高まります。
やはり、面接などでは自信を持って臨んだほうが、好印象ですからね。
終わりに
障害者手帳を、隠したがる方も多いですが、隠したところで良いことは何もありません。
それよりも、積極的に公開をして、障害者雇用を専門にしている転職エージェントを活用するべきですよ。
こちらの記事では、障害者雇用専門の転職エージェントについて、詳しく解説と紹介をしています↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】
ぜひ、上記の記事を参考にして、障害に理解のある優良企業に就職・転職を成功させてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
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