【悪質】障害者ビジネスの手口を徹底解説【在宅ワークの罠】

障害者の方を狙った、悪質な障害者ビジネスが存在していますが、その手口は様々です。

最近では、在宅ワークを利用して、ほとんど中抜きするといった手口が増えてきたので、徹底的に解説をしていきます。

はじめに

貧困ビジネスと戦っています、作業療法士のコージです!

障害者を利用した、悪質な在宅ワークを目の当たりにしたので、こんなツイートをしました↓

このNPO法人ですが、かなり悪質だったので、先ほど辞退をしてきました。

流れてくる案件は、高スキルを要求されるわりに、時給に換算すると100円にもなりません。#障害者 の方に在宅ワークを発注し、支援すると謳っているくせに、中抜きしすぎです。

障害者ビジネスの、闇は深い。

最近の日本では、「在宅ワーク」が普及してきましたが、障害者の方は特に注意が必要です。

悪質な、障害者ビジネスも横行しています。

悪質なNPO法人がクラウドワークスを利用して障害者を集めていた事例

今回、私が経験した悪質な障害者ビジネスは、クラウドワークスを利用して人を集めていました。

このNPO法人の、手口を公開していきます。

求人費用をかけずに能力の高い障害者を集めることができる

クラウドワークスとは、クラウドソーシングと呼ばれるサービスを提供する、サイトの中の一つです。

クラウドソーシングとは、インターネット上で「企業が不特定多数の人に業務を発注」することができる、比較的に新しい仕事形態になります。

難病の私もそうですが、事情であって外で働けない人や、障害を抱えている方などが収入を得るための手段としても、人気が高まってきているサービスです。

しかし、圧倒的に仕事を発注する側が有利であるために、単価があまりにも低すぎたり中抜きをされたり、労働者側(ワーカー)が不利だという問題も指摘されています。

また、発注側は無料で求人を掲載してワーカーを集めることができるために、これを悪用する事業主も少なくありません。

今回、悪質な障害者ビジネスを行っているNPO法人も、クラウドワークスを利用して、人材を集めていました。

クラウドワークスでの実際のやり取りを公開

このNPO法人との、実際のやり取りを公開します。

障害者の方に、在宅ワークを発注して就労支援をする部署を新たに立ち上げるということで、初期メンバーを募集していました。

作業療法士の私ですが、現在は在宅でフリーランスとして働いており、ぜひ協力をさせて頂きたいとメッセージを送ったところ…

この度はお問い合わせありがとうございます。OTの方でしたか。原則障害をお持ちの方や、生きづらい方を対象とした募集でございます。

OTをお持ちのこととなると、食いっぱぐれもなくどこでもお勤めできる現状だと思われます。

この度はご縁がなかったということで残念です。

補足:OT=作業療法士

いやー、このNPO法人の担当者からのメッセージですが、中々にひどい文章ですね…

応募をしたときに、私は「障害者手帳を所持していない難病患者」だと記載したため、おそらくは助成金を受け取れないことを、懸念したのだと思います。

しかし、私の実績や当ブログを見ると、この後に態度が一変します。

大変失礼しました。URL内を見せていただきました。

時給800-1000程度の換算になる作業でも大丈夫でしょうか?

とのことでしたが、まったくのウソであり、時給800円どころか1日500円でした。

助成金を受給しつつ障害者からは中抜きをするビジネスだった

このNPO法人は、国から多額の助成金を受け取っておきながら、障害者に発注する案件からは、ほとんど中抜きをしていました。

「障害者に在宅ワークを発注して、支援をする」

と言っておきながら、かなり悪質です。

クラウドワークスからSlackに誘導

クラウドワークス内で、何度かNPO法人の担当者とやり取りをすると、その後はSlackに誘導されました。

Slackとは、ビジネス利用に特化した、コミュニケーションチャットツールです。

今後は、Slackのチャンネルに流れてくる案件を、直接受注するようなシステムとなるようでした。

こうすることにより、本来クラウドワークスに支払わなくてはならない手数料を、NPO法人側は抑えることができます。

この手口は規約違反に該当する

クラウドソーシングでは、基本的に金銭のやり取りが生じたときに、その手数料を支払ってもらうことにより、サービスが成り立っています。

しかし、この金額は結構高いこともあり、ワーカーを募集するだけしておいて、金銭面のやり取りは外部で行うといった、悪質な事業主が後を絶えません。

ちなみに、この手口は、立派な規約違反です。

クラウドワークスの、利用規約にも、しっかりと記載がされています。

(26) 弊社を介さない仕事や支払い、および直接取引を想起させる行為。

引用:Crowd Works「クラウドワークス利用規約」

一応、正式に案件の契約を交わした後であれば、外部のサービスを利用してやり取りをすること自体は、禁止されていませんが…

NPO法人がやっていることは、重大な規約違反であり、悪質なものです。

なかには、ワーカーが納品を完了すると、連絡が取れなくなったり、報酬の支払いが行われないといった事例も頻繁に起こっています。

クラウドソーシングを利用して、使い捨ての人材だけを集める事業者が、多いのも事実です。

1日中在宅で働いても報酬はたったの500円でした

この時点で、NPO法人には不信感しかありませんでしたが、Zoomでのオンライン面接を行うとのことだったので、試しに担当者とビデオ通話をしてみました。

面接では、作業療法士として、在宅で働く障害者をマネジメントするような業務を、任せたいとのことでした。

また、NPO法人が行っている事業についての説明があり、障害者の方にも時給800円~1000円になるような仕事を、割り振っているという話でしたが…

Slackのチャンネルに、流れてくるような案件は、時給800円どころか1日中働いても、たったの500円程度にしかならない仕事です。

何をどう考えたら、時給800円の換算になるのか、さっぱり分かりません。

謎に高スキルを要求される

しかも、高スキルを要求されるものでありながらです。

たとえば、かなり長時間の動画編集をしなければならない案件がありましたが、編集ソフトは「Adobe Premiere Pro」以外は、NGというものがありました。

このソフトは有料であり、最低でも月額2480円、上位版は月額5680円の使用料が、かかるものです。

この案件は、わりと極端にひどい内容でしたが、他の仕事も散々でした。

時給800円どころか、納品までにかかる時間を考えると、1日に500円にもなればまだいい方です。

NPO法人が、かなりの金額を中抜きしているとしか、考えられません。

どこからか、仕事を持ってきて、それを下請けとして発注しているようでしたが、障害者をバカにしているのかと怒りがわきました。

Slackでは、数人の障害者が少しでも家計の足しにしようと、必死に案件を受注しているようでしたが、ひどすぎる話です。

特例調整金・特例報奨金の制度を悪用

障害者雇用の特徴として、企業側は高額な助成金を受け取れるということが、挙げられます。

また、在宅就業障害者に仕事を発注する企業に対しては、「特例調整金・特例報酬金」というものが、支給されます。

この助成金は

・企業が障害者に、直接的に業務を発注する方法

・企業が在宅就業支援団体を経由して、間接的に障害者に業務を発注する方法

上記の、2通りのやり方で受給をすることができます。

参考:厚生労働省「在宅就業障害者に対する支援」

企業からの報酬を高額に中抜きしている

つまり、このNPO法人は「在宅就業支援団体」として、企業から業務を受注しつつ、それを中抜きして障害者に案件を発注している、ということです。

こんな行為は、絶対に許されるものではありません。

あくまでも、ビジネスだという事は分かりますし、中抜きするなとは言いませんが、その金額が問題です。

・助成金を受け取りながら、業務を発注する企業

・ありえない金額を、中抜きするNPO法人

・その案件を受注する、障害者

どう考えても、障害者が搾取をされています。

こんなものは、ただの「貧困ビジネス」です。

貧困ビジネスについては、こちらの記事でも触れています↓

【実録】精神科病院の生活保護ビジネス【元職員が告発します】

障害者は在宅ワークの甘い話に注意をするべきです

最近の日本では、急激に在宅ワークが普及してきましたが、悪質な業者も多いので注意が必要です。

特に障害者の方は、在宅でお金を稼ぎたいと考える人も多いかと思います。

甘い話には、気をつけてください。

NPO法人の手口まとめ

それでは下記に、私が目の当たりにしたNPO法人の手口について、まとめておきます。

①クラウドソーシングを利用して、嘘の求人情報を掲載する

②IT系に強い、優秀な障害者の人材を集める

③Slackに誘導し、案件はNPO法人と直接の契約をするように強制をする

④NPO法人が、企業から受注した案件を、障害者に中抜きして流す

➄障害者の方は、どれだけ働いても1日に500円にもならない

この手口は、わりと新しいものかと思いますが、悪質な障害者ビジネスです。

他にも手口は様々です

だいぶ前に、バズったツイートですが、こちらを貼っておきます。

当ブログ、「ふらいあうと」には、外で働くことが困難である、難病・障害者の方から多くの声が届いています。

そして実際に、数人の方から

「高額な情報商材を購入してしまったが、まったく稼ぐことができない」

といった内容の、相談がきています。

また、発達障害者の方や生きづらさを抱えている人を対象に、高額なオンラインサロンを運営している人もいます↓

【実話】オンラインサロンの詐欺に注意【実績ナシも多いです】

はっきりいって、在宅ワークやネットビジネスというものは、そんなに甘いものではありません。

そういう私も、在宅ワークをしているフリーランスですが、だからこそ断言をさせてください。

体の事情などから、甘い話に飛びついてしまいがちですが、見極める力が必要です。

どうしても、悩ましいというのであれば、一度立ち止まって私にご連絡をください。

出来る限りの、アドバイスをさせて頂ければと思います。

終わりに

やはり、障害者や難病患者が自分の身を守るためには、「知識」が必要です。

このブログだけではなく、YouTubeの動画を通しても、利用できる制度などについて、誰よりも分かりやすく情報発信をしています。

よかったら、チャンネル登録をして頂けると、嬉しいです。

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http://www.youtube.com/channel/UCbgaWt2cumeROTcFK0EMPcA?sub_confirmation=1

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。

ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。

この方法なら、お金をかけずに、無料でスキルを身に着けることも可能です。

自分のすべてを注ぎ込んで執筆をしたので、在宅ワークを考えている方はぜひご参考ください↓

【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】

 

国の障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが、公的機関であるハローワークの実態もかなりひどいものになっています。

こちらの記事では、難病の私が実際に、ハローワークの専門援助を受けた経験を紹介しています。

合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。

ハローワークの専門援助は、最低でした↓

【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】