【障害者】パワハラへの対処法について【あなたに原因はない】
障害者に対して、パワハラをする人や職場がありますが、これは完全に違法行為です。
絶対に、あなたに原因はありませんので、対処法について解説をしていきます。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
難病の私ですが、ブラック病院に勤めていた時には、パワハラを受けていました。
そして、このブログには、難病や障害を抱えている方から、仕事についての相談が届くことが多くあります。
こういうことを言って頂けるのは嬉しいのですが、ブログや記事の紹介をしてくれた方には、変わらず無料で対応をしています👍
顔を出したり、自身の治療経過の記事を増やしてから、信頼してもらえることが増えてきました。
これからも、「ふらいあうと」という口座に、信頼を貯金していきます😊 pic.twitter.com/8rSc9464Oh
— コージ@難病系作業療法士フリーランス (@koji_ot) February 17, 2020
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先日に
「有料でも構わないので力になって欲しい」
とまで言われたのですが、相談者の障害を抱えている女性は、壮絶なパワハラを受けていたようです。
障害者へのパワハラは違法行為です
障害者雇用促進法により、障害者への差別は禁止されていますし、配慮をしなければならないと、法律で定められています。
まずは、この法律について、簡単に解説をしていきます。
障害者に対する差別の禁止
事業主は、募集・採用において、障害者に対して障害者でない者と均等な機会を与えなければなりません。また、賃金・教育訓練・福利厚生その他の待遇について、障害者であることを理由に障害者でない者と不当な差別的取扱いをしてはなりません。(障害者雇用促進法第34~35条)
障害者であることを理由に、わざと仕事を与えられないような人もいますが、これも立派なパワハラです。
また、障害者だからといって正規雇用にしなかったり、雇用保険にすら加入をさせない職場もありますが、法律に反するとんでもないブラック企業ですね。
障害者と雇用保険については、こちらの記事で解説をしています↓
障害者に対する合理的配慮
事業主は、障害者と障害者でない者との均等な機会の確保の支障となっている事情を改善するため、募集・採用に当たり障害者からの申出により障害の特性に配慮した必要な措置を講じなければなりません。
また、障害者である労働者と障害者でない労働者との均等待遇の確保や、障害者である労働者の能力発揮の支障となっている事情を改善するため、障害の特性に配慮した、施設整備、援助者の配置などの必要な措置を講じなければなりません。ただし、事業主に対して「過重な負担」を及ぼすこととなる場合は、この限りではありません。(障害者雇用促進法第36条の2~36条の4)
特に発達障害では、環境面への配慮が必要不可欠になりますが、これも事業主側の義務です。
障害者に対して、差別をするだけではなく、環境の整備をしないことも立派なパワハラになります。
発達障害と環境については、こちらの記事で解説をしています↓
障害者にパワハラをするような人間の心理について
障害者に、パワハラをするような人間は、頭が残念な人たちです。
ここからは、難病の私がブラック企業でパワハラを受けた実際の経験をもとに、解説をしていきます。
障害そのものが気に入らない
パワハラをする人間は、あたかも相手に理由があるかのように言ってきますが、絶対にあなたに原因があるのではありません。
なぜなら、障害者だということ、障害そのものが気に入らないからです。
こういう人たちには、何を言っても無駄ですし、どうすることもできません。
そもそも、どうすることもできないから「障害」なのであり、障害者手帳を所持しているのです。
100歩譲って、あなたに原因があるとしても、先ほど解説をした通り差別や配慮を怠ることは、れっきとした違法行為になります。
犯罪者の言うことなど、正しくもなんともありませんので、一切聞かなくてもOKです。
もう一度いいますが、相手は犯罪者です。
障害者を見下している
パワハラをしてくる相手は、障害者のことを見下すことで、優越感にひたっています。
別に、「障害者が下で健常者が上」だということは、絶対にないはずですが、頭が残念すぎますね。
私がいたブラック企業では、パワハラをするような人間は、どうしようもない人たちです。
家庭が上手くいっておらず、家に帰ると妻の尻にしかれているような係長や、ギャンブルにハマって多額の借金を抱えていたり、とにかく残念な人ばかりでした。
こういう人間は、障害者を見下してパワハラをすることで、自分の自尊心を保っています。
犯罪者のうえに、かわいそうな人間ですね…
とはいえ、相手がやっていることは完全な違法行為なので、同情する必要も、あなたが下手に出る必要もありません。
障害者がパワハラを受けたときの対処法について
障害者の方が、パワハラを受けているような場合には、会社都合で退職をしてしまうのがベストです。
仕事をしていた期間が、最低6カ月以上あれば、すぐに失業保険が支給されますし、そして何よりも障害者手帳があれば、300日間受け取ることができます。
証拠を集めておく
障害を理由に、差別をされていることなど、パワハラに関する証拠を残しておくのがよいです。
また、障害者雇用では、雇用契約の内容と実際の業務内容が異なることがあるため、もう一度確認をしておくこともいいかもしれません。
あまり難しく考えず、受けた言動などを、日記形式でまとめておくだけでも、非常に有効です。
失業保険は、退職後にハローワークに手続きをする必要がありますが、証拠や書類を合わせて提出することで、会社都合の退職だと認められるはずです。
ただし、この方法はわりとハードルが高いので、難しければ後述する方法でも構いません。
診断書を取得しておく
障害を抱えているうえに、パワハラを受けているとしたら、体には何らかの不調が出ているはずです。
そんな状態で、無理を続けていたら、体を壊してしまったり、取り返しのつかないことになってもおかしくはありません。
少しでも、体調に異常があるのであれば、絶対にかかりつけの病院を受診するようにしてください。
そして、診断書を医師に記載してもらい、コピーをとっておくとよいです。
こちらも、合わせて診断書のコピーをハローワークに提出することで、会社都合退職と同じ扱いになります。
失業保険については、こちらの記事で解説をしています↓
上記の記事では、傷病手当金など他の利用できる制度についても、かなり詳しく紹介してあります。
ぜひ、ご一読ください。
終わりに
最近では、障害者雇用を専門にしている転職エージェントも、かなり増えてきました。
たとえ、障害を抱えていても、就職・転職することは難しくありません。
失業保険も、300日間受け取ることができますし、パワハラをするような違法なブラック企業で、無理をして働き続ける必要はありませんよ。
こちらの記事では、障害者雇用専門の転職エージェントについて、紹介をしています↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。
この方法なら、お金をかけずに、無料でスキルを身に着けることも可能です。
自分のすべてを注ぎ込んで執筆をしたので、在宅ワークを考えている方はぜひご参考ください↓
【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】
国の障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが、公的機関であるハローワークの実態もかなりひどいものになっています。
こちらの記事では、難病の私が実際に、ハローワークの専門援助を受けた経験を紹介しています。
合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。
ハローワークの専門援助は、最低でした↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】