【潰瘍性大腸炎】ブログの誤情報に要注意!【ウソも多いです】
潰瘍性大腸炎は、最近になって認知度が高まってきている病気ですが、ウソを書いているブログもかなり多いです。
治療や薬についてなど、とんでもない誤情報を書いているブログもあったりするので、要注意をしてください。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
医療従事者の私ですが、潰瘍性大腸炎の治療歴は、約20年ほどになります。
そして先日、このようなツイートをしました↓
ネットには、「医学的根拠」のない情報があふれています。
ツイッターでも、医師や医療従事者でもないのに、薬や治療について誤ったツイートをしている人をよく見かけます。#難病 を抱えている方も、特に注意をなさってください。 https://t.co/7yDJkazp9D
— コージ@難病系作業療法士ブロガー (@koji_ot) November 2, 2019
ネットには、「医学的根拠」のない情報があふれています。
ツイッターでも、医師や医療従事者でもないのに、薬や治療について誤ったツイートをしている人をよく見かけます。#難病 を抱えている方も、特に注意をなさってください。
ネット上では、医療についての誤情報が拡散しているために、大問題になっています。
特にブログは、個人が好き勝手に記事を書いて公開することができるので、ウソの情報もかなり多いです。
潰瘍性大腸炎の人がブログをやる理由について
潰瘍性大腸炎の人がブログを始める理由については、主に3つの種類に分けられます。
まずは、それぞれの特徴について解説をしていきます。
①ブログを通して交流したい
まずは1つ目の理由ですが、ブログを通して同じく潰瘍性大腸炎の患者さんや、難病を抱えている人たちと交流をしたいタイプです。
このタイプの人たちは、アメーバブログで運営をしていたり、にほんブログ村のランキングに参加をしたりしています。
主な目的は、ブログを通して患者さん同士で交流をすることなので、基本的にはあまり害はありません。
ただし、教えあっている情報が誤っていることもあるので、注意が必要です。
②ブログを通して自己主張をしたい
2つ目の理由は、ブログを通して自己主張をしたいタイプになります。
そして、実は私もこのタイプです。
主な目的は、潰瘍性大腸炎という病気への理解を広めることだったり、自身の治療経過を発信することだったりします。
「社会の役に立ちたい」といった正義感から、ブログを運営していたりしますが、誤った情報を発信している人も多いです。
しかし、この正義感が誤った知識や思い込みによるものだったり、医療従事者でも何でもない人が個人のブログで、医学的な見解を発信していたりします。
私が実際に見たブログでは、「野菜ジュースを飲んで潰瘍性大腸炎を発症した」と主張しているものがありました。
ブログの運営者は、本気で野菜ジュースの危険性を訴えているようでしたが、私が知る限りは潰瘍性大腸炎と何の関係もありません。
ここまで極端なものは少ないと思いますが、治療や薬について誤った情報を発信しているブログについては、数多く見かけます。
③ブログを通してお金を稼ぎたい
3つ目の理由は、ブログを通してお金を稼ぎたいというものになりますが、これが最も危険です。
アフィリエイトで稼ぐ事を目的に、潰瘍性大腸炎という病気を利用している人がいたりします。
アフィリエイトについては、知らない人も多いと思いますが、下記の通りです↓
アフィリエイトとは、インターネットを利用した広告宣伝のひとつで成果報酬型の広告のことです。ウェブサイトの閲覧者がウェブサイトに掲載している広告主の商品あるいはサービスなどを購入し、生じた利益に応じて広告を掲載したウェブサイトに成功報酬を与える一連のインターネット広告手法のことです。
アフィリエイトは、ウェブサイト(ブログ)を経由して商品が売れると、運営者に報酬が支払われるというものになります。
その高額な報酬を目当てに、潰瘍性大腸炎に何の効果もないサプリメントや健康食品を、売りつけようとするブログも多いです。
実際に、Googleで「潰瘍性大腸炎 治療」などのキーワードで検索をすると、この青汁を飲んで完治したというブログが出てきます。
青汁を飲んで完治するぐらいなら、そもそも潰瘍性大腸炎という病気は、難病に指定されていたりしません。
難病という不安につけ込み、何の効果もない高額な商品を売りつけることは、本当に許せない行為です。
潰瘍性大腸炎のブログは参考までにとどめる
世の中には、潰瘍性大腸炎に関するブログがあふれていますが、あくまでも参考までにとどめるべきです。
国や公的機関が運営をしているホームページならまだしも、基本的にはこのブログも含めて、すべてのウェブサイトの情報は完全に信用するべきではありません。
インターネットを使用して、治療や薬についての情報を参考にしたり、同じ病気の人と交流することは悪い事ではありませんが、誤った情報が多すぎます。
検索順位はお金で買える
また、GoogleやYahooなどの検索エンジンについてですが、内容が正しいか間違っているのかを基準にして、検索順位をつけているわけではありません。
もちろん、誤った情報が目に入らないように配慮はされていますが、それでも完璧ではないのが現状です。
そして、検索順位については、広告費としてお金をGoogleに支払うことにより、上位へと簡単に表示をすることができます。
なんでわざわざ、お金を払ってまでと疑問に思われるかもしれませんが、それだけ先ほど解説をしたアフィリエイトの報酬が高額だからです。
実際に、Googleを使用して「潰瘍性大腸炎」と検索をしてみると、何の医学的根拠もない治療法や、サプリメントなどの商品を紹介しているウェブサイトがずらずらと表示されます。
インターネットは便利なものであり、生活に欠かすことができない存在になっていますが、同時に非常に危険な状態です。
必ず医学的な根拠を確認する
ブログの情報については、あくまでも参考程度ににとどめるべきですし、誤った情報を拡散するという行為は悪でしかありません。
「潰瘍性大腸炎には〇〇が効く!」
という情報を目にすると、同じ病気を抱えている人のことを想って、思わず拡散したくなったりしますが、医学的な根拠はあるのか必ず確認をするべきです。
信用するべきなのはブログではなく医師です
特にブログやツイッターは、誰でも手軽に始めることができますし、世界中に向けて簡単に情報を発信することができてしまいます。
誰が書いた記事なのか確認をする
インターネット上には、潰瘍性大腸炎に関する様々な記事が公開されていますが、誰が執筆したのかが重要になります。
医師や医療従事者など、本当に医学的な知識がある人が書いた記事なのか、ウェブサイトを運営しているのはどんな個人や団体なのか、確認をするといったことも大事です。
しかし、アフィリエイトの報酬を目的に、実際には資格がないにもかかわらず、医師のフリをするような人間もいたりします。
まずはあなたの主治医を信用しよう
潰瘍性大腸炎の患者さんが、信用するべきなのはブログなどではなく、絶対にあなたの「主治医」です。
手軽に情報を入手できるインターネットですが、あまりにも多くの情報があふれているために、医師を信用することができなくなっているのかもしれませんね。
潰瘍性大腸炎は難病ですし、その気持ちが分からなくはないですが、どうしても主治医が信用できないのであれば、セカンドオピニオンをするべきです。
確かに、偉そうだったり対応が理不尽な医師もいたりしますが、患者側も主治医を信頼しようと努力することが必要ですよ。
患者側も医師側もお互いに、治療的な信頼関係がなければ、良い効果は期待することができません。
それでもダメだと感じたら、他の病院を受診することを検討したり、担当医を変えてもらうようにしてください。
もう一度いいますが、信用するべきなのは、絶対にあなたの「主治医」です。
終わりに
ネット上に転がっている、様々な誤情報については、数々の医師や医療従事者が警鐘を鳴らしています↓
【情報募集中!】
ネット上で拡散する医療についての誤情報に、医師たちが警鐘を鳴らしています。さらに「災害」「事件」など様々なデマやフェイクニュースの取材を続けています。「被害の体験談」や「真偽の分からない情報」などを教えてください。↓↓https://t.co/SPVXuWQIua#フェイクバスターズpic.twitter.com/GGjQJrShct— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) November 1, 2019
ブログには、良い部分も悪い部分もありますが、誤った情報には振り回されずに、正しく使っていきたいものですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
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