【主治医】変えたいときは素直に言おう【何度も変えました】
持病があり、定期的に通院している方には、主治医と合わないと感じている人も多いです。
セカンドオピニオンは、言いにくいかもしれませんが、断るような医師は質が低いので、遠慮せずに伝えればOKです。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
難病の私は、20年ほど治療を続けてきましたが、何度も主治医を変えてきました。
前回は
という記事を、公開しました。
#難病 #障害者
「偉そうでムカつく医者」って、いたりしますよね。
ですが、患者側の自分もどうでしょうか?ネットで何でも調べられる現代ですが、ウソも多いですし、あなたの知識が絶対に正しいとは限りません。
医師とは対等な関係が、望ましいです。https://t.co/C2GC8uPEVX
— コージ@難病系作業療法士フリーランス (@koji_ot) March 30, 2020
「偉そうでムカつく医者」って、いたりしますよね。
ですが、患者側の自分もどうでしょうか?ネットで何でも調べられる現代ですが、ウソも多いですし、あなたの知識が絶対に正しいとは限りません。
医師とは対等な関係が、望ましいです。https://t.co/C2GC8uPEVX
この記事では、医師と患者側が対等な関係を築くことの重要性について、解説をしています。
今回は、主治医に下手に出てしまうという方向けです。
主治医に不満は伝えるべき理由について
まずは、主治医に対して、不満や不安なことがあれば、絶対に伝えるべき理由について解説をしていきます。
信頼は治療効果に反映される
「病は気から」
ということわざが有名ですが、これは本当の話です。
治験とは、未承認薬のテストをするものですが、効果を正しく判別するために、偽薬が使われています。
有効成分が入っていない薬を飲んでも、薬を飲んだと思うだけで心理的作用が働き、効果を表すということがあります。
これを『プラセボ効果』と言います。全く効果のない薬(プラセボ)と比較することは、治験薬の有効性を科学的に明らかにするために必要なことです。何を飲んでいるかわかっていると、心理的なものが影響し、正確なデータを取ることが難しくなります。そのため、プラセボを用いた治験に参加している時は薬の成分を含んだ治験薬と、成分を含んでないプラセボは、外見上全く見分けがつかないようになっています。
偽物であっても、薬だと信じて飲むことにより、人の体には良い効果をもたらすのです。
これと同じように、主治医を信頼していれば良い治療効果を得られますが、不満があれば自身の体にとっては悪影響です。
「この先生は本当に大丈夫かな…」
「本当にこの治療でいいのだろうか…」
こうした、不安を感じながら治療を続けていても、体に良いことはありません。
何かがあったら自分は納得できるのか?
医療とは、あくまでも命に関わるものです。
もしも、自分の体に何かがあったときに、納得できるでしょうか?
自分では、大丈夫だと思っていても、予測しない副作用が出現したり、病状が悪化する可能性もあります。
万が一、そうなってしまったときに、主治医を変えたいと思いながら治療を受けていても、自分自身が納得をすることはできません。
個人的な話ですが、6つの診療科に通っている私には、現在6人の主治医の先生が存在します。
この先生方は、私が信頼をして選んだ医師達です。
6人も主治医が存在する、私のケースは特殊かもしれませんが、命を預ける覚悟をしています。
大げさかもしれませんが、治療を受ける本当の意味とは、そういうものです。
通院をしたり、治療を受ける主治医の先生は、自分が決める必要があります。
セカンドオピニオンを断る医師は質が低い
セカンドオピニオンは、主治医に伝えにくいものかもしれませんが、それを断るような医師は質が低いです。
医療というものは、医師が10人いれば10通りのやり方がありますし、患者さんとの相性もあります。
患者さんの話を聞けない
前回の記事でも、引用をしたものになりますが、現役の医師がこんなことを言っています↓
目の前の患者さんが、どんな生き方を望んでいるのか。決して充分とは言いがたい時間のなかで、医者は把握せねばなりません。それを知る唯一の方法は、やはり面と向かっての会話なのです。その意味で、話を聞いてくれない医者は、患者さんに向き合っていないと、私は思うのです。
患者さんと、向き合ってくれない医師は、医療従事者として失格です。
実際に、このような主治医と揉めてしまったことがあるので、少し紹介をしたいと思います。
数年前に、様々な合併症や症状が出現したのですが、そのときに
「自分でもこれはおかしい」
と思ったため、セカンドオピニオンのお願いをしました。
しかし、当時の主治医の先生は、面白くなかったようであり
「俺の治療が信用できないのか!」
と怒鳴られた経験があります。
その後、なんとか先生を説得し、紹介状を書いてもらうことができましたが、今では主治医を変えて本当によかったと思っています。
自分の限界を知らない
セカンドオピニオンを、快く思わないような医師は、自分の限界を知りません。
医者については、誰でも同じようなものだと思いがちですが、自分の専門領域もありますし、得意な分野もあれば苦手なものも絶対にあります。
たとえば、精神科医が手術を行うということは、絶対に無理です。
私なら、専門である大腸がんの知識は最新の知識を学び続けますが、遠い領域(眼科や耳鼻科、精神科)については、国家試験の勉強で得た知識止まりです。私が受験したのは12年も前。その頃学んだ常識は今の非常識になっている可能性だって十分にありえます。
良い先生というものは、20年ほど治療を続けてきた私の経験と、医療従事者としての立場からも、謙虚な方だと断言をします。
医師に限らず、本物の医療従事者とは、自分にできることと、できないことを知っています。
主治医を変えたいなら素直にセカンドオピニオンをしよう
主治医を変えたいのであれば、セカンドオピニオンを検討していることを、素直に伝えればOKです。
現在は、セカンドオピニオンが一般的になっていますし、むしろ積極的に薦められます。
本物の医師は怒ったりしない
先ほども、少し触れましたが、本物の医師は自分の限界を知っていますし、担当の患者さんからセカンドオピニオンの申し出を受けても、快く紹介状を書いてくれます。
それどころか、むしろ本物の先生は、自ら積極的にセカンドオピニオンをすることを、患者さんへと勧めてくるのです。
そして、現在の私の主治医の先生方は、このような人ばかりになります。
私の体は、わりと特殊な状態ですが、不安を解消するために、他の先生の意見を聞くことを勧めてくれたり、診察を受けてみないかと促してくれます。
セカンドオピニオンをして、やはり元の先生がよかったという場合には、戻ったとしても全然OKです。
むしろ、本物の医師は、嫌な顔をしたりせずに、患者さんが戻ってきてくれたことを嬉しく思います。
言いにくいかもしれませんが、素直に伝えても大丈夫ですよ。
終わりに
基本的に、医師は患者さんからのセカンドオピニオンの申し出を、断ってはいけません。
にもかかわらず、断ったり嫌な顔をするような主治医は、変えて正解です。
患者だからといって、下手に出すぎずに、主治医の先生とは対等な関係を意識したいものですね。
主治医を変えたい時や、セカンドオピニオンについて詳しくはYouTubeでも解説をしています。
ぜひ合わせてご視聴ください。
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こちらの記事では、傷病手当金や使える制度について、詳しく解説をしていますので、ぜひご参考ください↓
かなり、細かく説明をしているので、知っておいて損はないはずです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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