【精神障害者と仕事】差別するような職場は辞めてOK【相手にしない】
精神障害者を差別するような職場が少なくありませんが、障害者雇用の需要は高いので、そんな職場は辞めてOKです。
絶対に、差別と戦おうなどと思ってはいけません。
精神障害者を差別するような職場からは、逃げるのがベストです。
はじめに
ブラックすぎる精神科Y病院を退職しました、作業療法士のコージです!
この病院は、障害者を雇用することで得られる助成金を目当てに、外来に通院をしている患者さんを無理やり働かせています。
なかでも、統合失調症のAさんいう方は、とんでもない差別や嫌がらせを受けていました。
また、難病の私も、この病院で職場いじめを受けた経験があります。
精神障害者を差別するような職場に、理解を求めたり、戦っても無意味です。
相手にしないのが、一番ですよ。
精神障害者:統合失調症のAさんが入職することに
私がいたブラックすぎる精神科Y病院は、あまりにもブラックすぎるため、職員が次から次へと辞めていくような職場でした。
深刻な人手不足のために、外来に通院をしている統合失調症のAさんという方を、雑用や看護補助として働かせることになります。
Aさんは、以前に何回かY病院に入院をしたことがある中年の男性の方ですが、現在の症状は落ち着いている状態です。
入院をしている患者さんたちとも顔なじみであり、明るく陽気なAさんは、患者さんの間でも人気者でした。
Aさんには少し変わったところもありますが、病院側は問題ないと判断し、人手不足を少しでも解消させるためと、障害者を雇用することで得られる助成金を目当てに、入職させることになったようです。
仕事を始めたばかりの頃のAさんは、やる気に満ちあふれていました。
患者さんたちにも
「頑張ってみるよ!」
と得意げに、自慢をしていたようです。
しかし、そんなAさんに対して、すぐに職員からの差別や嫌がらせが始まります。
精神障害者のAさんが職場で受けた差別と嫌がらせ
AさんがY病院に入職することになりましたが、職員の間での前評判は最悪です。
「あんな頭のおかしいやつに、仕事ができるわけがない」
などと、散々な言われようです。
Aさんが統合失調症であり、精神障害者だというだけで、仕事をする前から差別を受けていました。
前評判は最悪でしたが、いざAさんが働き始めると、まさに即戦力という言葉がふさわしいくらいでした。
何回か入院をしたこともあるAさんは、Y病院についてよく理解をしており、患者さんたちとの関係性もばっちり良好です。
そして、どんな仕事でも、本当に丁寧に仕事をするのです。
ちょっと時間はかかってしまいますが、仕事の出来上がりは完璧なものでした。
Aさんに掃除を頼むと、病棟はピカピカになりますし、洗濯を頼むと、洗濯物はピシッとキレイにたたまれて返ってきます。
前評判の期待を、いい意味で裏切ったAさんを、Y病院の職員たちは面白くないようでした。
すぐに、看護師や看護助手、介護士たちからの嫌がらせが始まります。
Aさんが仕事をしていると
「遅いんだよ! さっさとしろよ!」
と怒鳴りつけられたり
「じゃま!」
と小突かれたりするようになります。
病棟での申し送りのときに、Aさんが質問があると手を挙げると
「お前は頭がおかしいんだから、質問しなくていい」
と返されていたこともありました。
Aさんが悲しそうな顔をしたり、困った顔をするたびに、Y病院の職員はゲラゲラと笑い転げていました。
精神科の病院が、精神障害を抱えている患者さんを看護補助者として働かせ、精神科病院の職員が差別をして嫌がらせをする…意味不明すぎる光景です。
陽気で一生懸命だったAさんですが、日を追うごとに、表情は固く険しくなっていきました。
私がY病院を退職する直前に、更衣室でAさんとすれ違うと
「もうダメだ… もうダメだ…」
と難しい顔をしながら、何度も一人でブツブツとつぶやいていました。
心配になって声をかけると
「あぁ… 大丈夫だよ」
と言って、力なく笑ったことを覚えています。
その後、私はY病院を退職することになったため、Aさんの姿を見たのはこれが最後です。
精神障害者を差別するような職場とは絶対に戦ってはいけません
精神障害者を差別するような職場とは、絶対に戦ってはいけません。
Aさんは、Y病院の職員と、戦うことを選んでしまいました。
「自分がダメなんだから、もっと頑張らなきゃね」
と悔しそうに、よく言っていましたが、Aさんは何も悪くありません。
悔しいといったAさんの気持ちもよく分かりますが、Aさんは戦うべきではありませんでした。
頑張ることを、選択するべきではありませんでした。
お前に何が分かる、と思われるかもしれませんが、難病の私もY病院で差別と嫌がらせを受けた一人です。
だからこそ、はっきりといいます。
障害を差別したり、嫌がらせをするような人や職場は、絶対に相手をしてはいけません。
自分の身を守るために、絶対に逃げることを選択してください。
逃げることは、恥ずかしいことでも何でもありませんし、自分の身を守るために必要なことです。
Aさんについて、更衣室で見かけたのが最後になりますが、統合失調症の症状が完全に再燃していました。
何年も時間をかけて治療を行い、仕事ができるまでに回復したAさんですが、差別と嫌がらせを受けたことが原因となり、統合失調症の症状が再燃してしまったのです。
Aさんが入職してから、たった数カ月の間の出来事でした。
何年も時間をかけて治療をして、築き上げてきたものが、たった数カ月で壊されてしまったのです。
Aさんと同じように、私も戦うことを選んでしまいました。
その結果、私は体を壊して退職をすることになります。
体が壊れるまで戦いましたが、職場が助けてくれることは一切ありませんでした。
本当に悔しかったですが、これが現実です。
障害を差別するような人や職場は、あなたが体を壊してしまっても、助けてくれることなど一切ありません。
そんな職場からは、取り返しのつかないことになる前に、絶対に逃げてください。
終わりに
実は、障害者雇用についてですが、需要がかなり高まってきています。
こうした事実や制度についてはあまり知られていませんが、すべての事業主は障害者を必ず雇用しなければならない義務がありますし、雇用することにより高額な助成金を受け取ることができます。
少子高齢化による働き手の人材不足が話題になっていますが、労働力だけではなく、助成金も提供してくれる障害者は重宝されているのです。
その証拠に、最近は障害者雇用専門の転職エージェントが急増しています。
需要が高い今、差別をするような職場にしがみつく必要はありません。
需要が高まっている今が、条件の良い職場に転職をする、最大のチャンスです。
こちらの記事では、失業保険を利用しながら、転職活動をする方法について解説をしているので、ぜひご参考ください↓
【障害者と仕事】理解されない職場なら辞めてOK【需要は高い】
また、こちらの記事では、障害者雇用専門の転職エージェントについて解説をしています↓
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最後にもう一度いいますが、差別をするような職場からは、取り返しのつかないことになる前に、絶対に逃げてください。
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