【難病】理解のない職場なら転職すればOK【需要は高い】
実は、難病患者を雇用することにより、企業には助成金が支払われています。
つまり、難病患者は企業に対して労働力だけでなく、助成金も提供しているということです。
需要は高いので、病気に理解のない職場からは、転職すればOKですよ。
はじめに
病気に理解のないブラック企業から転職しました、作業療法士のコージです!
複数の難病や持病を抱えている私ですが、病気のことはまったく理解されず、体を壊して退職をすることになりました。
しかし、今思えばブラック企業は、しっかりと助成金を受け取っていたはずです。
特定求職者雇用開発助成金について
・特定求職者雇用開発助成金(発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース)
という制度があり、発達障害や難病のある人を雇用した場合、企業には助成金が入ります。
この助成金は、障害者手帳を持たない発達障害や難病のある方を雇い入れる事業主に対して助成し、発達障害や難病のある方の雇用と職場定着を促進するためのものです
詳しくは、厚生労働省のホームページをご参照ください↓
厚生労働省:特定求職者雇用開発助成金(発達障害・難治性疾患患者雇用開発コース)
つまり、難病を抱えてる人は、企業に対して労働力だけではなく、助成金も提供しているのです。
私がいたブラック企業のように
「体調不良や病気は自己責任だ」
という職場がありますが、そんなことを言われる筋合いはありません。
そもそも、自分ではどうすることもできないのが「難病」であり、そのための助成金です。
確かに、体調不良や通院などにより、労働力が低下することもあるかもしれませんが、その分はしっかりと企業側が助成金を受け取っています。
特定求職者雇用開発助成金の意味を、理解していないような職場は、間違いなくブラックですし、そんな職場にしがみつく必要はありません。
何よりも、まずは自分の体が一番大事ですよ。
働き方改革により難病でもできる仕事が増えてきている
最近は、働き方改革が推し進められており、テレワークや在宅ワークといった働き方が注目されるようになってきました。
そのため、難病を抱えていてもできる仕事が増えてきているのです。
先ほど説明した、特定求職者雇用開発助成金に加えて、働き方改革により難病患者の需要がかなり高まってきています。
なかでも、IT業界は急激に伸びてきていますし、完全に無料で通うことができるプログラミングスクールも登場してきました。
こうしたスクールでスキルを身に着けて、テレワークや在宅ワークといった働き方を目指すこともいいかもしれませんね。
また、将来的には、フリーランスとして独立するといったことも十分に可能です。
無料のプログラミングスクールについて、こちらの記事で詳しく解説しているので、よかったらご参考ください↓
【職業訓練】IT関係のコースをおすすめしない理由【就職不可能】
難病患者は特定理由離職者だと認められやすい
退職後に受け取ることができる失業保険についてですが、難病患者は比較的に、特定理由離職者だと認められやすいです。
失業保険は、退職理由により、自己都合退職と会社都合退職に分けられますが、支給されるまでの期間や条件が大きく異なります。
・自己都合退職
失業保険が支給されるまでに、3カ月間の給付制限があります。
雇用保険に加入していた期間が、1年以上必要です。
・会社都合退職
一週間の待期期間の後に、すぐに失業保険が支給されます。
雇用保険に加入していた期間が、6カ月間必要です。
・特定理由離職者
病気やケガなどにより、継続して就労することが困難であった場合、特定理由離職者になります。
特定理由離職者は、会社都合退職と同等の扱いとなります。
難病を抱えている場合には、特定理由離職者だと認められやすいので、6カ月以上勤務していれば、一週間の待期期間の後に、すぐに失業保険を受け取ることができます。
私もブラック企業から退職したときには、特定理由離職者だと認められ、すぐに失業保険を受け取ることができました。
失業保険は、最低でも90日間は支給されるため、退職後の生活について心配をする必要はありません。
病気について理解のない職場で、体を壊してしまうぐらいなら、失業保険を利用するべきです。
無理をして、万が一、取り返しのつかないことになってからでは遅いですよ。
失業保険を受給しながら、転職活動を行えばOKです。
失業保険について、詳しくはこちらの記事で解説しています↓
【ブラック企業からの退職】有利にするためにやったこと【全公開】
難病患者とハローワークの専門援助について
失業保険を受け取るためには、ハローワークへと行く必要がありますが、ハローワークにはブラック企業の求人しかありません。
ハローワークには企業が無料で求人を掲載することができるため、質の低い求人情報があふれています。
また、難病を抱えている場合には、ハローワークの専門援助を受けることができますが、はっきりいって何の役にも立ちません。
それどころか、専門援助部門からは、特定求職者雇用開発助成金だけを目当てにしている、ブラック企業へと就職させられてしまうリスクもあります。
そこで、病気に理解のある職場に転職をするためには、失業保険を利用しながら、転職エージェントを活用するといった方法をおすすめします。
転職エージェントについて、障害者手帳をお持ちの方は、こちらの記事をぜひご参考ください↓
障害者手帳をお持ちでない方は、こちらの記事をご参考ください↓
【ブラック企業を辞めたい人へ】1年で退職してみた件【問題ナシ】
終わりに
特定求職者雇用開発助成金や、働き方改革などにより、難病を抱えている方の転職には追い風が吹いています。
このチャンスを、活かさない手はありません。
転職エージェントを上手く活用することで、情報を味方につけることができます。
情報を味方につけることで、病気に理解のある職場や、自分に合った職場を見つけることが可能です。
あなたが、転職を成功させることを願っています。
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難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。
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自分のすべてを注ぎ込んで執筆をしたので、在宅ワークを考えている方はぜひご参考ください↓
【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】
国の障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが、公的機関であるハローワークの実態もかなりひどいものになっています。
こちらの記事では、難病の私が実際に、ハローワークの専門援助を受けた経験を紹介しています。
合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。
ハローワークの専門援助は、最低でした↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】