【難病】傷病手当金を上手く活用しよう【遠慮は不要です】

2020年4月17日

難病は障害者手帳とは異なり、使える制度が少ないのが特徴です。

仕事を休むときには、有給や欠勤扱いで休む人が多いですが、遠慮せずに傷病手当金を使いましょう。

はじめに

6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!

複数の難病を抱えている私ですが、ブラック企業にいたときには、有給や欠勤扱いで仕事を休んでいました。

ですが、4日以上連続して仕事を休む場合、傷病手当金は誰でも利用することができる制度です。

難病を抱えている人は、使える制度が非常に少ないため、遠慮せずに傷病手当金を利用しましょう。

指定難病は障害者手帳とは完全に別物です

選択肢331疾病ある指定難病に入っており、条件を満たす場合には、指定難病医療費受給者証を取得することができます。

そして、この受給者証についてですが、障害者手帳とは完全に別物です。

難病患者が使える制度は非常に少なく、医療費の助成を受けることぐらいしかできません。

医療費の助成については、自己負担上限額が決められていたり、自己負担額が2割になったりします。

他にも使える制度は一部あったりしますが、難病患者が使える制度は本当にこれぐらいです。

障害者手帳を取得している場合は、退職後に受給できる失業保険の期間が最低でも300日になりますが、受給者証のみの場合は該当しません。

難病を抱えていても、失業保険を受け取れる期間は、普通の人と同じように最低90日間です。

私もそうですが、障害者手帳や障害年金の申請をしても、なかなか申請が通らないという方も多いと思います。

そのため、自分の身は自分で守るしかありません。

自分の身を守るために、使える制度は何でも使うべきです。

そして、仕事を休む場合に使用することができるのが、傷病手当金という制度になります。

傷病手当金は誰でも利用できる制度ですが、難病を抱えながら働くためには、かなり重要な制度です。

難病患者は傷病手当金を活用して仕事を休みましょう

カルテ記入

傷病手当金は、病気やケガなどにより、仕事を連続して4日以上休む場合に使用することができる制度です。

待期3日の分は受け取れませんが、4日目以降から、給与の3分の2に相当する額を受け取ることができます。

実はこの待期ですが、有給や土日祝などの休日も含まれ、給与の支払いがあったかどうかは関係ありません。

とにかく、3日間連続して仕事を休んだという事実があればOKです。

例えば、土日が休日であり、月曜日は体調不良で休んだとします。

この場合には、連続して3日間仕事を休んでいるので待期が成立し、火曜日以降は傷病手当金を受け取ることが可能です。

傷病手当金は最長で1年6カ月受け取ることができますし、使用可能な回数に制限はありません。

参考:全国健康保険協会「病気やケガで仕事を休んだとき」

体調が悪い時には、傷病手当金を有効に活用して休むことも一つの選択肢です。

難病を抱えていても、職場に迷惑をかけたくないとの思いから、無理をしてしまう人も多いと思います。

ですが、無理をして体を壊してしまってからでは、本当に遅いですよ。

また、有給や欠勤をポツポツと繰り返すぐらいなら、一気にまとめて仕事を休んだ方が、傷病手当金を利用することができますし、その方が十分に体を休めることができます。

傷病手当金を申請するためには、専用の申請書や医師の診断書が必要になりますが、こちらから入手することができます↓

全国健康保険協会「健康保険傷病手当金申請書」

印刷して病院に持参し、かかりつけの主治医に記載をしてもらいましょう。

診断書以外に、職場にも記載して貰う必要のある書類がありますが、あまり気にせずに何度も申請してOKです。

とは言っても

「やっぱり休みにくいし、申請しにくい」

という方も多いと思うので、難病患者が遠慮しなくていい理由を、下記に解説していきます。

難病患者の雇用と特定求職者雇用開発助成金について

成功者

・特定求職者雇用開発助成金(発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース)

という制度があり、発達障害や難病を抱えている人を雇用した場合、企業には助成金が入ります。

この助成金は、障害者手帳を持たない発達障害や難病のある方を雇い入れる事業主に対して助成し、発達障害や難病のある方の雇用と職場定着を促進するためのものです。

つまり、難病患者は、企業に対して労働力だけではなく、助成金も提供しているということです。

私がいたブラック企業のように

「体調不良は自己責任だ、甘えるな」

という職場も少なくありませんが、自分ではどうにもできないのが難病ですよね。

難病患者が、症状をコントロールすることは、はっきりいって無理です。

仕事を休むことに対して、あなたが罪悪感を感じる必要はありません。

体調不良で休むことは悪い事でも何でもありませんし、会社にはその分、しっかりと国から助成金が支払われています。

体調が悪いときには、会社に遠慮せずに休んでOKです。

そして、傷病手当金を有効に活用しましょう。

難病患者は有給じゃなくて傷病手当金を活用しよう

有給申請書

難病を抱えていても、体調不良で仕事を休む場合には、有給休暇を使って休む方も多いと思います。

私もブラック企業にいたときは、体調不良時や通院などで休むたびに、有給がどんどん消えていきました。

有給休暇を使い切ってしまうと、今度は欠勤扱いで仕事を休まなければなりません。

ブラック企業では、たたでさえ少ない給料が、更に少なくなっていきました。

しかし、これは何ともおかしな話です。

先ほど説明をしましたが、難病患者は企業に対して労働力だけではなく、助成金も提供しています。

有給休暇は貴重なので、体調不良で休む場合には、傷病手当金を有効に活用しましょう。

会社側は助成金を受け取っているにもかかわらず、有給休暇や欠勤扱いで休まなければならないような職場は、間違いなくブラック企業です。

傷病手当金は会社側の書類も必要になりますが、申請をさせてくれないような職場は、すぐに辞めてしまいましょう。

そんな職場にいたとしても将来性はありませんし、少ない給料でこき使われ、体を壊してしまうだけです。

難病患者は自分の身は自分で守るしかない

空手

最初に解説しましたが、難病患者は本当に使える制度がありませんし、自分の身は自分で守るしかありません。

私がブラック企業にいたときには、休んだり仕事を断ったりしたら、周りに迷惑がかかると思って無理をしていました。

その結果、すべての雑用を押し付けらるようになり、サービス残業や休日出勤を強いられる毎日です。

無理を続けたために、体を壊して退職することになりましたが、会社が助けてくれることは一切ありませんでした。

それどころか、退職後に送られてきた離職票の退職理由は

・正当な理由のない自己都合退職

とされてしまったのです。

失業保険は退職理由により、大きく条件が変わるため、このままではすぐに失業保険を受け取ることができません。

傷病手当金の診断書をコピーしていたために、特定理由離職者の扱いになり、すぐに失業保険を受給できましたが、自ら動かなければ傷病手当金も失業保険も受け取ることができなかったと思います。

失業保険について詳しくは、こちらの記事で解説をしています↓

【ブラック企業からの退職】有利にするためにやったこと【全公開】

傷病手当金などの制度を使うことは、何ら恥ずかしいことではありませんし、労働者の当然の権利です。

そのために、毎月高額な社会保険料が給料から天引きをされています。

難病患者は使える制度が限られるため、使える制度は何でも使うべきです。

終わりに

傷病手当金について解説をしてきましたが、あなたが難病に対して理解のない職場に勤めているのなら、転職をすることも一つの選択肢です。

難病患者は就職や転職をしにくいと誤解されやすいですが、実際には需要がかなり高まってきています。

少子高齢化により、働き手の人材不足が問題になっていますが、労働力だけではなく助成金も提供してくれる難病患者は、貴重な存在です。

条件の良い職場に転職をするためには、障害者手帳をお持ちの方は、こちらの記事をご参考ください↓

【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】

障害者手帳をお持ちでない方は、こちらの記事が参考になると思います↓

【ブラック企業を辞めたい人へ】1年で退職してみた件【問題ナシ】

YouTubeの動画でも、傷病手当金について解説をしているので、ぜひ合わせてご覧ください。

ブラック企業がなくなることを、願っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。

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