【作業療法士】が【やりがい搾取】をされないために徹底解説
作業療法士や理学療法士は、とてもやりがいのある仕事ですが、一方ではやりがい搾取といった言葉が頻繁に聞かれます。
患者さんのためなどと言って洗脳しようとしてくる人がいますが、騙されてはいけません。
ブラック病院でやりがい搾取をされ続けた私が、やりがいを搾取されないための方法を解説していきます。
はじめに
ブラックすぎる精神科Y病院にいました、作業療法士のコージです!
毎日サービス残業や、無給での休日出勤などを強いられ、私は搾取され続けました。
リハビリ職はとてもやりがいのある仕事ですが、リハビリテーション業界全体でやりがい搾取が横行しています。
求人情報と雇用契約が異なっていたら即退職する
条件の良すぎる求人には要注意です。
私がいたブラックなY病院では、ウソの求人情報で人を集めています。
土日祝休み、賞与〇カ分、残業ゼロなどと書いてありますが、全部ウソです。
病院見学に来た人を逃がさないために、Y病院では見学当日に即面接、即採用ということが行われていました。
即採用されると、そのまますぐに雇用契約書にサインをさせられますが、雇用契約についての説明は一切ありません。
求人情報と雇用契約書の内容が異なっている場合は、間違いなくブラックです。
そのような場合には、搾取される前に即退職してOKです。
とりあえず三年などとよく言われますが、そんなものは全くのウソですし、三年もブラックな職場で働き続ける必要はありません。
そんな職場にいても将来性はありませんし、完全に時間のムダです。
即退職した理由を次の面接で聞かれた場合
「求人情報と雇用契約の条件が異なっていた」
と正直に言えばいいだけです。
中途半端にブラックな職場で働き続けてしまうと、余計に辞めにくくなってしまいます。
サービス残業・休日出勤は断る
無意味なサービス残業、休日出勤ははっきりと断るべきです。
患者さんのため、利用者様のためだなどと言って洗脳しようとしてくる人がよくいますが、それと給料を支払わないのはまったくの別問題です。
それただのやりがい搾取ですからね。
間違っても、上司や先輩セラピストの仕事を手伝おうなどとは思ってはいけません。
私はY病院で、OT課長や先輩OT達の仕事を積極的に手伝っていました。
その結果、全ての雑用を押し付けられるようになり、奴隷のように働かされる日々でした。
周りの仕事を手伝っても、都合のいい人になるだけです。
あなたのやりがいを利用しようとしてくる人がいます。
自分の仕事が終わったら、すぐに帰ってOKです。
費用が自腹の研修は参加しない
病院や施設側から、自腹で研修に行けと言われた場合には断るべきです。
病院や施設側が行けというような研修なら、交通費や研修費などは病院や施設側が全額支払うべきです。
Y病院では、貴重な休日が研修や、院長のどうでもいい講演会などで次々と潰されていきました。
研修や講演会は結構な金額がしますが、かかる費用は全て自腹で支払わなければならないため、ただえさえ少ない給料もガンガン減っていきました。
ためになる研修もありましたが、結構な金額がする割には、何のためにもならない研修もかなり多かったです。
これもただのやりがい搾取ですね。
Y病院の賞与(ボーナス)は院長査定であり、研修や講演会に参加をしないと査定でマイナスになってしまいました。
しかし、自腹の研修に参加しないことを周りにどうこう言われる筋合いはありません。
「セラピストとしてやる気がないのか」
「患者さんのためになる」
などと言ってくる人がいますが、無視してOKです。
患者さんのため、利用者様のためなどと言うなら、研修にかかる費用は全て病院や施設側が負担するべきなのです。
スタッフを大事にできない病院や施設が、患者さんや利用者様のことを大事にできるわけがありません。
飲み会には参加しなくてもOK
リハビリテーション業界って飲み会がかなり多いですよね?
そんな飲み会で必ずいるのが、何のエビデンスもない持論を延々と下の人間に語る人です。
Y病院では人の出入りがかなり激しいのですが、人が出入りする度に飲み会が開かれていました。
飲み会の度に、無能なOT課長の相手をさせられ、くだらない持論を延々と聞かされました。
貴重な休日や給料が、何の意味もない飲み会の度に減っていくだけです。
それでも参加したいなら別ですが、参加したくないなら別に無理して行かなくてもOKですよ。
リハビリテーション業界では特に、飲み会に参加しない人のことをどうこう言われますが、ただのやりがい搾取です。
やりがい搾取をされる前に退職・転職する
あなたの職場がブラックなら、やりがい搾取をされる前にすぐに退職・転職するべきです。
そのような職場から学ぶことなど何もありませんし、セラピストとしても成長することはできません。
搾取をされ続けるだけであり、完全に時間のムダです。
私は一年半でY病院を退職しましたが、この病院から作業療法士として学んだことは何一つありません。
自分がやりたい分野であったため、ブラックなY病院へと就職してしまいましたが、むしろもっと早く退職するべきだったと後悔しています。
ブラックな職場にいても将来性はありませんよ。
作業療法士や理学療法士は医療系の国家資格ですし、完全に売り手市場です。
現在の職場を辞めたところで、条件の良い転職先はいくらでもあります。
私はPTOT人材バンクという転職サイトを使用して、条件の良い職場に転職を成功させました。
PTOT人材バンクについて詳しくはこちらの記事で解説しています↓
終わりに
ブラック企業が無くならないのは、ブラック企業で働く人がいるからです。
搾取される人がいるから、やりがい搾取が無くならないのです。
リハビリテーション業界全体のためにも、ブラックな職場は辞めるべきですよ。
ブラックな病院や施設が無くなることを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
私作業療法士コージによるライン@での無料相談を実施しています。
あとから料金が発生するといったことは一切ありません。
無料ですが、多くの方に情報を届けたいと考えているため、SNSなどで当ブログや記事の紹介をして頂けると有難いです。
聞いてみたいことや相談してみたいことなど、なんでも結構です。
お気軽に追加してみてください!
おすすめ記事↓