【難病】就職活動では隠すべきか?【結論:言うべき】
就職活動では、自身の抱えている難病や障害ついて必ず伝える必要はないとされていますが、隠さずに言うべきです。
難病患者を雇用することにより、企業には助成金が支払われますし、雇用契約の条件を有利にすることができます。
そして、難病に理解のないような職場は間違いなくブラックなので、ブラック企業に就職してしまうことを避けることが可能です。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
難病を抱えている場合、就職活動では絶対に伝えるべきです。
その理由を、解説していきます。
難病を伝えることで雇用契約の条件が有利になる
難病を抱えているということは、就職活動では有利になります。
「いやいや、普通は不利になるでしょ?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
・特定求職者雇用開発助成金(発達障害・難治性疾患患者雇用開発コース)
という制度があり、難病患者を雇用することにより、企業には助成金が支払われるからです。
厚生労働省のホームページにも、しっかりと記載されています↓
厚生労働省:特定求職者雇用開発助成金(発達障害・難治性疾患患者雇用開発コース)
これは、もう何度もこのブログでいっている事ですが、難病を抱えている人は企業に対して、労働力だけではなく、助成金も提供してくれるということです。
少子高齢化により、働き手の人材不足が問題になっていますが、労働力と助成金を同時に提供してくれる難病患者や、障害者の需要は高まってきています。
就職活動では、この助成金の意味をしっかりと理解している企業では、難病を抱えているということが有利に働くのです。
そのため、体調不良や通院に合わせて休みを取得しやすくなったり、雇用契約の条件を有利に進めることが可能になります。
逆にいうと、特定求職者雇用開発助成金の意味を理解していないような企業は、間違いなくブラック企業です。
難病を抱えていることを、マイナスに評価するような会社はブラック企業なので、絶対に就職してはいけません。
病気が理由で不採用になってしまったとしても、気にする必要はありませんし、むしろ喜ぶべきことです。
就職活動では難病について必ず伝えるべきです
就職活動では、不利になることを恐れて、難病について伝えないという方がいたりしますが、絶対に伝えるべきです。
たとえ、症状が寛解している状態であったとしてもです。
難病や障害について、伝えるかどうかは個人の自由であり、必ず伝える必要はないとされています。
一応は、ハローワークなどの紹介から就職をする場合であっても、伝えるか伝えないか、一般就労か障害者雇用かは選ぶことができます。
しかし、難病や障害については、事前に必ず伝える方が良いでしょう。
先ほどもいいましたが、難病をマイナスに評価するような企業には、絶対に就職するべきではありません。
事前に伝えることにより、その会社がブラック企業かどうかを見極めることにも繫がります。
難病を隠して就職したとしても、無理をして体を壊してしまったら最悪です。
寛解している状態がそのままずっと続けばいいですが、難病はそんなに甘いものではありません。
もちろん、再燃せずに寛解期がずっと続く方もいますが、難病は基本的に一生付き合っていく必要のある病気です。
難病については、必ず事前に伝え、病気について理解のある職場を選ぶべきです。
難病について伝えたのに理解されない職場は即退職でOK
実際には、病気について理解を示す気がないにもかかわらず、助成金を目当てに調子のいいことを言うブラック企業も少なくありません。
そうしたブラック企業にだまされ、就職をしてしまったのが私です。
ブラック企業からは、助成金を目当てに
「ぜひうちに来てくれ!」
などと言われましたが、実際に就職してからは、差別と嫌がらせを受ける毎日でした。
そのまま、無理をして働き続けた結果、体を壊して退職をすることになりました。
事前に難病について伝えたにもかかわらず、配慮もしなかったり、実際の雇用契約が異なるようなブラック企業に就職をしてしまったら、即退職をすればOKです。
この場合には、メモをとっておりたり、証拠を残しておくことにより、会社都合退職だと認めれる可能性が十分にあります。
また、難病患者は特定理由離職者だと比較的に認められやすいです。
会社都合退職や特定理由離職者では、雇用保険の加入期間が6カ月以上あれば、すぐに失業保険を受け取ることができます。
つまり6カ月以上、勤務をしている場合には、すぐに失業保険が支給されるということです。
万が一、病気に理解のない職場や、ブラック企業に就職をしてしまった場合には、失業保険を利用しながら改めて転職活動をすることも一つの方法です。
失業保険は最低でも90日間支給されるため、ある程度の時間をかけて、理解のある職場を探すことができます。
失業保険を受け取るためには、ハローワークへと定期的に通う必要がありますが、ハローワークの職員と質は最低です。
難病を抱えている方は、ハローワークの専門援助を受けることができますが、またしても助成金目当てのブラック企業に就職をさせられてしまう可能性があります。
そこでおすすめをしたいのが、失業保険を利用しながら、転職エージェントを活用するといった方法です。
失業保険については、こちらの記事で詳しく解説をしています↓
【ブラック企業からの退職】有利にするためにやったこと【全公開】
こちらの記事では、障害者雇用専門の転職エージェントについて解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方はぜひご参考ください↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】
障害者手帳をお持ちでない方は、こちらの記事をご参考ください↓
【ブラック企業を辞めたい人へ】1年で退職してみた件【問題ナシ】
終わりに
難病を隠して就職をしたとしても、良い事など一つもありません。
難病とは一生付き合っていく必要があるので、長期的な視点で考えることが重要です。
あなたが、理解のある職場に就職・転職できることを願っています。
YouTubeの動画でも、難病患者の就職活動について解説をしているので、ぜひ合わせてご覧ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。
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【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】
国の障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが、公的機関であるハローワークの実態もかなりひどいものになっています。
こちらの記事では、難病の私が実際に、ハローワークの専門援助を受けた経験を紹介しています。
合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。
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