【職業訓練受講給付金】休みすぎて警告がきた件【解説:8割がカギ】

2020年1月31日

職業訓練受講給付金が支給される条件は、わりと厳しいです。

例えやむを得ない事情であったとしても、欠席が続くと月10万円の給付金を受け取ることができなくなります。

職業訓練受講給付金が支給されるまでの条件を、詳しく解説していきます。

はじめに

職業訓練を休みすぎて警告されました、作業療法士のコージです!

職業訓練では、8割以上の出席率が求められます。

8割というのがカギです。

訓練日数に対して全体の出席率が、訓練日数の8割に達しなくなった時点で退校処分となりますし、毎月の出席率が8割に達しないと、10万円の職業訓練受講給付金を受け取ることができません。

職業訓練の種類と職業訓練受講給付金について

選択肢

職業訓練は、国が運営をしている公共職業訓練と、民間企業に委託されている求職者支援訓練の二通りに分けられます。

公共職業訓練では、失業保険の延長給付を受けることができますが、求職者支援訓練では失業保険の延長給付を受けることはできません。

私が通っていた職業訓練は、求職者支援訓練のWebデザイン科ですが、訓練の途中で失業保険の支給が終了してしまう日程でした。

そこで、失業保険の支給が終了する翌月からは、職業訓練受講給付金へと切り替えることになりました。

職業訓練受講給付金は、失業保険を受給することができない人や、支給が終了した人を対象としています。

もちろんですが、原則的に求職中の人や、就職をする意思のある人しか受け取ることはできません。

職業訓練受講給付金が支給される条件について

RULES

職業訓練受講給付金を申請するための条件は、中々厳しいものになっており、誰でも受け取れるわけではありません。

まずは最低限、必要な条件を解説していきます。

①本人収入が月8万円以下

②世帯全体の収入が月25万円以下

③世帯全体の金融資産が300万円以下

④現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない

⑤全ての訓練実施日に出席している

(やむを得ない理由がある場合でも、支給申請の対象となる各訓練期間の8割以上出席している)

⑥同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない

⑦過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない

これら、上記の条件を全て満たす必要があり、一つでも条件から外れてしまった場合にはアウトになります。

①については、アルバイトなどをしてもOKです。

本人の収入が月8万円以下かつ、世帯収入が月25万円以下であれば問題ありません。

例えば、本人のアルバイト収入が3万円、配偶者や両親など、本人以外の世帯収入が20万円のケースです。

本人の収入3万円+世帯収入20万円=23万円

なので問題ありません。

しかし、ここで注意が必要なのが、本人が雇用保険に入らないというのが大前提だということです。

アルバイトなどであったとしても、週に20時間以上の勤務をする場合には、意思に関係なく、強制的に雇用保険に加入をしなければなりません。

雇用保険に加入をしてしまうと、就職をしたと見なされて訓練は退校処分になってしまいますし、もちろん職業訓練受講給付金も受け取ることができなくなります。

保険に入りたくないから加入をしない、というのは絶対にダメですし、通りません。

ここで、もう一つ注意が必要なのが、収入は手取りではなく、税金や保険料込みの金額であるということです。

本人の手取り収入が8万円、世帯収入が25万円以下であっても、給料から税金や保険料が引かれる前の金額が1円でも超えたらアウトです。

たった1円でも超えてしまうと、その月は10万円の給付金が支給されなくなってしまいます。

②についてですが、賞与(ボーナス)などがある月は、特に注意が必要です。

奥さんのボーナスがあり、世帯収入が25万円を超えてしまったため、その月は給付金が支給されなかったという生徒が実際にいました。

職業訓練受講給付金の条件については、厚生労働省のホームページにも記載されています↓

厚生労働省:職業訓練受講給付金(求職者支援制度)

職業訓練受講給付金とやむを得ない事情で休む場合

印鑑

給付金を受け取るためには、原則として一日でも訓練を休んではいけません。

訓練を休むだけではなく、遅刻や早退も絶対にダメです。

やむを得ない事情により、欠席や遅刻・早退をする場合には、必ず証明書が必要になります。

体調不良などによる場合は、病院の領収書や薬局の領収書、薬の処方箋などが必要です。

ハローワークの指定来所日に証明書のコピーがとられ、やむを得ない事情であると認められた場合にのみ、その月の給付金が支給されます。

証明書がない場合には、一日でも欠席、一回でも遅刻・早退したらアウトになり、その月は給付金が支給されません。

余談ですが、出産の立ち合いも、やむを得ない事情であると認められるようです。

訓練中、奥さんの出産立ち合いのために、訓練を欠席した方がいました。

出産の立ち合いの場合には、2日まで欠席が認められるようです。

職業訓練は8割以上の出席がカギとなります

授業

やむを得ない事情であっても、その月の出席率が8割に満たない場合は給付金が支給されません。

例えばその月は30日、土日休みが8日だとしましょう。

訓練日は、30日-8日で22日です。

22日の8割なので

22×0.8=17.6

となり、18日以上出席する必要があります。

22日-18日となるので、この場合は4日まで休むことができます。

ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などの長期休暇がある場合には、要注意です。

求められる出席率は、訓練日数に対しての8割なので、休むことができる日数が少なくなります。

職業訓練受講給付金とインフルエンザなどで休む場合

体温計

インフルエンザやノロウイルスなどの、感染症にかかってしまった場合には、出席停止となります。

この場合には、出席停止となった日を除いての、出席率が8割となります。

先ほど説明した、月30日、土日休みの休日が8日のケースでは、4日間まで休むことができました。

しかし、出席停止となり、5日間訓練を欠席したとしましょう。

この場合

22日の訓練日数-出席停止の5日=17日となります。

つまり、訓練日数から出席停止の日数が引かれた分の、17日間に対して、8割以上の出席が求められることになるのです。

17×0.8=13.6

となるため、17日間のうち、14日以上出席する必要があります。

17日-14日=3日

なので、このケースでは、出席停止の日以外に、3日間まで休むことができます。

以前は、インフルエンザなどであったとしても、訓練日数に対して8割以上出席しなければ給付金が支給されなかったようです。

しかし、平成24年2月7日に緩和措置がとられ、感染中の期間はカウントしなくなりました↓

厚生労働省:求職者支援訓練の受講者がインフルエンザに感染した場合の対応について

訓練を休みすぎると警告されます

危険

私が実際に、訓練を休みすぎて警告をされた経験について、少し紹介をします。

私には持病があるため、訓練中には頻繁に通院をしていました。

そのため、通院のたびに訓練を休まなければならず、毎月の出席率はかなりギリギリでした。

訓練が後半になった頃、訓練校から文章にて警告をされることになります。

訓練校から渡された書類には

修了要件に係る警告(1回目)

貴殿におかれましては、出席日数が、訓練修了日を基準とした出席管理の対象となる訓練日数の8割に達しなくなる可能性があるので、お知らせします。

などと書かれていました。

職業訓練では、全体の訓練日数に対し、出席日数が8割に達しなくなった時点で、退校処分となります。

退校処分ということは当然ですが、職業訓練受講給付金の支給も打ち切られてしまいます。

出席日数が足りなくなってくると、退校処分までに、警告3回にわたって行われるようです。

また、出席日数だけではなく、受講態度やあまりにも成績が悪すぎるといった場合にも、退校処分となってします。

この場合にも、同じように3回にわたっての警告が行われます。

しかし、重大な事案やトラブルを起こした場合には、一発で退校処分となります。

基本的には、全体の訓練日数の8割を満たさなくなった場合には退校処分ですが、例外として訓練を継続できるケースがあるようです。

私が通っていたコースでは、技能・知識の習得状況が良好であり、継続の意欲がある場合、修了日まで受講することができるとされていました。

しかし、この場合には修了証は発行されないようです。

とにかく職業訓練では、8割という数字がカギとなります。

職業訓練は意味がありません

NO

上記に、職業訓練受講給付金について解説をしてきましたが、職業訓練は意味がありません。

無料でスキルを身に着けられるうえに、10万円の給付金が貰えるなんて魅力的だと思った方も多いと思いますが、まともに就職をすることができないのが職業訓練の実態です。

職業訓練で身に着けたスキルは、実務では何の役にも立ちませんし、悪質な訓練校からブラック企業へと無理やり就職をさせられてしまうリスクすら存在するのです。

私も訓練に通う前は魅力的だと思っていましたが、職業訓練から就職をすることはできませんでした。

私だけではなく、まともに就職をすることができた生徒は一人もいません。

職業訓練とハローワークに、7カ月間通い続けましたが、あまりにもひどすぎる実態を知りました。

今では、時間をムダにしただけだと、本当に後悔をしています。

職業訓練と同じように、完全に無料で通うことができるスクールがあります。

こうしたスクールは、生徒が就職をした企業から直接報酬を受け取っているために、職業訓練よりも質が高いのが特徴です。

月に10万円の給付金は魅力的ですが、ぜひこのようなスクールに通うことも検討してみてください。

また、職業訓練から就職をすることができなかった人は、改めて無料のスクールに入りなおすことも選択肢の一つです。

こちらの記事では、職業訓練と無料のプログラミングスクールについて比較をしています↓

【職業訓練】IT関係のコースをおすすめしない理由【就職不可能】

無料で介護資格を取得するなら、職業訓練よりもカイゴジョブアカデミーがおすすめです↓

【介護職員初任者研修】ハローワークはやめとけ!【最悪です】

終わりに

職業訓練には、助成金や報奨金だけを目当てにしている、悪質な訓練校が多く存在しています。

こうした訓練校からは、まともに就職をすることができないので、月に10万円の給付金も、「その場しのぎ」にしかなりません。

長期的に考えるなら、無料のスクールの方が絶対におすすめですよ。

また、こちらの記事では、就職が決まらない場合の対処法を解説しているので、まだ就職が決まっていない方はぜひご参考ください↓

【解説】職業訓練で就職できなかったら?【訓練校はしつこい】

悪質な職業訓練の、被害に合う方がいなくなることを願っています。

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