【ぶどう膜炎】コンタクトレンズはやめました【感染症のリスク】
自己免疫疾患や膠原病では、特徴的な眼の症状として、ぶどう膜炎が起こることが少なくありません。
コンタクトレンズの使用は、なるべく避けた方が望ましいです。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
潰瘍性大腸炎に、ぶどう膜炎を合併している私ですが、前回はこのような記事を執筆しました↓
現在は、メガネをかけていますが、ぶどう膜炎を発症する前はコンタクトレンズを使用していました。
ぶどう膜炎と診断されたら、感染症を予防するためにも、コンタクトの使用はさけるべきです。
ぶどう膜炎とコンタクトレンズについて
私は医療従事者ではありますが、作業療法士というリハビリ職であり、眼科は専門外になりますので、この記事はあくまでも参考程度にして頂ければと思います。
しかし、一応は難病になってから約20年、ぶどう膜炎を合併してからは5年程になりますし、医療者としてしっかりと調べてみました。
まず、コンタクトを使用しているからといって、ぶどう膜炎を発症する、というわけではないようです。
ぶどう膜炎の原因は多種多様です。外因性のものには病原菌による感染、内因性のものには免疫異常が主なもの(原田病、関節炎合併例、サルコイドーシスなど)、原因不明のもの(ベーチェット病など)があります。
コンタクトと眼の病気
コンタクトレンズの使用が原因となって、起こりやすい代表的な眼の病気としては、ドライアイと感染症があげられます。
ドライアイについては、私もそうですが、免疫疾患に合併することも多いです。
感染症は、レンズをよく洗わなかったり、不衛生な状態で使用をしているとリスクが高まります。
そして、ぶどう膜炎の方は特に感染症に注意しなければなりません。
コンタクトレンズは感染症のリスクが高まる
コンタクトを使用するときには、どうしても手で触る必要があるために、感染症のリスクが高まってしまいます。
ステロイド点眼薬
ぶどう膜炎とコンタクトレンズについては、眼科医が監修をした、下記の記事が見つかりました↓
コンタクトレンズを使用することによってぶどう膜炎が発症することはありませんが、治療の際にはステロイドの点眼薬を使うことが多いため、薬の作用によって感染症のリスクが高くなります。コンタクトレンズを目に入れる、取り外すという行為によっても感染症が起こりやすくなるため、ステロイド点眼薬を使用している間はコンタクトレンズの使用を中止していただくようにしています。
ぶどう膜炎の治療では、主にステロイドの点眼薬が使われますし、私も眼の症状が強いときには、リンデロン点眼を使用しています。
ステロイド薬の副作用として、感染症を誘発してしまうリスクがあるのです↓
まぶしい、涙がでる、目の異物感[角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症の誘発]
免疫抑制薬の使用
また、自己免疫疾患や膠原病では、免疫機能を下げる薬を使用されている方が多いです。
参考までに、下記に私が服用している薬をあげておきます。
※内部リンクをクリックすると、それぞれの薬について、解説をしている記事に飛びます。
これらの薬は、免疫機能を抑制してしまうために、ステロイド点眼薬と同様、感染症を引き起こしてしまうリスクが高いです。
私の場合には、これだけ複数の薬を服用しているので、免疫機能は大きく下がっているものと考えられます。
そこで、コンタクトレンズの使用はするべきではないと判断をしました。
眼科の主治医にも、相談をしてみたところ
「眼症状が落ち着いていれば、絶対にダメだというわけではないが、あくまでも推奨はしない」
とのことでした。
スポーツをしたり、その間に一時的にコンタクトを使用するなどの使い方であれば、OKだそうです。
結論:メガネは嫌だけど眼を守るためには仕方なし
正直言うと、メガネはあまり好きじゃありません。
メガネよりも、断然コンタクト派なのが本音です。
ぶどう膜炎は失明するリスクもある
最近は、医学の進歩によりリスクが大きく減少しましたが、ぶどう膜炎には失明するリスクがあります↓
ベーチェット病のぶどう膜炎は両側性に生じることが多く、以前はぶどう膜炎が生じた場合の失明率は30~40%という数字も出ていましたが、1990年代以降のシクロスポリンの導入により治療成績は向上しましたが、それでも約20%の方が失明にいたるとされてきました。しかし、2007年からインフリキシマブ(抗腫瘍壊死因子抗体)が使われるようになり、これまでシクロスポリンなどが効かなかった患者さんでさえ、発作が抑えられ、眼病変の進行が阻止されています。最終的にどのくらいの方が失明から救われるのか、長期的な効果については今後の成績の蓄積を待たなければなりませんが、大いに期待されます。
コンタクトをやめて、メガネにしたからといって、絶対に失明しないという保証はありませんが…
やはり、少しでもリスクを下げることができるのであれば、それに越したことはありません。
そのために、私は5年前にぶどう膜炎を発症してから、迷わずコンタクトをやめることを選びました。
コンタクトに慣れてしまうと、メガネは邪魔だと感じてしまいますが、リスクを考えると仕方ありませんね。
終わりに
少しでも気になることや、不安なことがあれば、診察や通院の際に必ず「医師」に確認をするようにしてください。
私は眼科医ではないので、勝手なことを言うわけにはいきませんが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
やはり、難病や自己免疫疾患については、現代の医学でもまだまだ詳しい事はよく分かっていません。
当ブログを通して、今後も情報発信を続けていきたいと思います。
こちらの記事では、ぶどう膜炎の私が行っている、対処法について解説をしていますので、ぜひこちらの記事もご参考ください↓
また、YouTubeでも詳しく解説をしています。
ぜひこちらの動画もご視聴ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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