【難病】条件の良い求人を探す方法【厳しいけど希望はある】

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実をいうと、難病患者を専門にしている求人はありませんし、手帳がないと障害者雇用を選択することはできません。

しかし、やり方次第では手帳がない難病患者であっても、条件の良い求人を探し出すことが可能です。

はじめに

6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!

このブログには、難病や障害を抱えている方から、仕事についての相談が届くことが多くあります。

やはり、障害者手帳を取得できない難病の場合には、皆さん特に苦労をされているようです。

そこで、私の実体験をもとにして、解説をすることにしました。

難病のみの場合には障害者雇用を選択できない

受給者証は手帳ではない

指定難病に入っていると、「指定難病受給者証」を所持していると思いますが、これは障害者手帳とはまったく関係がありません。

受給者証は、医療費の助成を受けるぐらいしか使い道がありませんし、手帳と比べたらほとんど使える制度がないのが現状です。

そして、難病患者は障害者雇用を選択することができないので、就職活動はかなり厳しいものとなっています。

厳しいのが現実ですが、やりようによっては条件の良い場所に就職することは可能ですし、希望がないワケではありません。

特定求職者雇用開発助成金の存在

まず、一つ目の希望として、特定求職者雇用開発助成金というものがあります。

この助成金は、障害者手帳を持たない、難病患者や発達障害者の雇用を促進するためのものです。

企業の規模などにより、支給される金額や期間は変わってきますが、それなりに高額なものとなっています。

雇用する側からしたら、難病患者を雇い入れることで高額な助成金を受け取れますし、この制度を理解している企業では就職活動が有利に働きます。

特に中小企業では、支給額は2年間で120万円と大きいので、事業主側のメリットが大きいです。

障害者手帳がない場合や、特定求職者雇用開発助成金については、こちらの記事でも詳しく解説をしています↓

【障害者雇用】手帳なしでの就職活動について【特に注意】

転職エージェントで理解のある求人とパートナーを探そう

そしてこれが、私も使用した方法であり、使える制度が少ない現時点では、おそらくベストな方法です。

簡単な方法ではないですが、転職エージェントを利用して

「難病についての知識や理解のあるキャリアパートナーを探す」

というものになります。

専用のパートナーや部門が存在する

最近は、様々な特徴を持っているエージェントが登場してきましたが、なかには手帳を持たない難病患者や発達障害者のサポートを専門にしている部門や、知識のあるパートナーがいたりするようです。

理解のない人に当たってしまい、厳しいことを言われたという話もありますが、ほとんどのエージェントは登録・利用すべてが無料ですし、試す価値は大いにあります。

登録をしたからといって、そのエージェントで絶対に就職・転職をしなければならない、というワケではありません。

もしも、自分には合わなかったり、気に入らなければ退会をしてしまえばOKです。

作業療法士の私ですが、運よく理解のあるキャリアパートナーが担当につき、条件の良い転職を成功させた経験があります。

この話については、こちらの記事で紹介をしています↓

【PTOT人材バンクの評判】現役OTが使ってみた結果【全部書く】

数をこなす

転職エージェントを活用するうえで、大切なことは、とにかく数をこなすことです。

やはり、難病患者が理解のある職場や、条件の良い場所に就職するためには「情報を味方につける」ことが必要になります。

複数のエージェントに登録をしてみたり、様々な求人情報を見極めることは、ほぼ必須です。

幸いにも、現代はネット社会なので、興味のある企業の評判について実際にググってみることもいいと思います。

難病患者が、条件の良い求人やキャリアパートナーを見つけるためには、数をこなすことが重要です。

この過程を、おろそかにしてしまうと、難病に理解のないブラック企業に就職してしまうリスクが高まります。

実は私も、この過程をおろそかにしてしまったために、新卒でブラック企業に就職をしてしまった経験があります↓

【難病】の私が仕事を辞めて残ったもの【90日間の失業保険のみ】

難病患者が求人探しで絶対にやってはいけないこと

ここからは、難病患者が求人を探すうえで、絶対にやってはいけない3つのことを解説していきます。

ハローワークの専門援助

まず、絶対にやってはいけないのは、ハローワークで求人を探すことです。

難病患者の場合には、障害者手帳の有無にかかわらず、専門援助部門に案内されますが、職員と求人の質は最低です。

ハローワークの職員は、約8割が非正規雇用であり、難病や制度について知識・理解のある人はほとんど存在していません。

末路はブラック企業なので、難病患者は絶対にハローワークに行ってはダメです。

こちらの記事では、私が実際に専門援助を7カ月間受けた経験について紹介しています↓

【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】

上記の記事では、合わせて障害者雇用を専門にしている転職エージェントも解説しています。

難病の他にも、手帳を所持しているという方は、ぜひご一読ください。

難病相談支援センター

もう一つ、絶対にやってはいけないものとして、難病相談支援センターに行くことがあげられます。

支援センターでは、難病患者就職サポーターによる援助を受けることができますが、こちらもまるで役に立たないのが実態です。

そして何よりも、管轄はブラック企業の求人ばかりで溢れている、ハローワークだからです。

支援センターに行ったとしても、就職サポーターからは、難病に理解のないブラック企業に就職をさせられてしまうことになります。

こちらの記事では、難病患者就職サポーターによる援助を、実際に受けてみた経験について紹介してあります↓

【事実】難病患者就職サポーターは無意味です【就職不可】

トライアル雇用

最後に、絶対にやってはいけないのが、トライアル雇用での求人を探すことです。

トライアル雇用については、障害者だけではなく、手帳がない難病患者であっても利用できる制度になります。

しかし、原則3カ月のトライアル期間が終了してから、絶対に継続雇用されるというものではありません。

それだけではなく、契約を打ち切られてしまったとしても、失業保険を利用できないといった大きな問題を抱えています。

こちらの記事では、障害者としての視点になりますが、トライアル雇用の問題点について解説をしています↓

【トライアル雇用】障害者が搾取されるだけ【おすすめしない】

終わりに

記事のなかでもいいましたが、難病患者が条件の良い求人を探すためには、「情報を味方につける」ことが必要です。

この記事だけではなく、ぜひ他の記事も参考にして、知識を身につけてみてください。

おすすめの転職エージェントについては、こちらの記事で紹介しています↓

【ブラック企業を辞めたい人へ】1年で退職してみた件【問題ナシ】

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。

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