【トライアル雇用】退職後は失業保険を使えない【すぐに辞めよう】
特に障害者の方は、トライアル雇用で働いている人も多いですが、退職したいと考えることもあるようです。
罰則はありませんし、どっちにしても退職後は失業保険を利用できないので、すぐに辞めてもOKですよ。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
先日に、トライアル雇用が抱えている問題点について、記事を執筆しました↓
#トライアル雇用 を考える #障害者 の方も多いと思いますが、搾取されやすい制度です。
圧倒的に事業主側が有利であり、失業保険を利用できないなどの問題を多く抱えています。#難病 の当事者である #作業療法士 として、詳しく解説をしました↓https://t.co/MwfjZlfwH5
— コージ@難病系作業療法士フリーランス (@koji_ot) February 23, 2020
#トライアル雇用 を考える #障害者 の方も多いと思いますが、搾取されやすい制度です。
圧倒的に事業主側が有利であり、失業保険を利用できないなどの問題を多く抱えています。#難病 の当事者である #作業療法士 として、詳しく解説をしました↓https://t.co/MwfjZlfwH5
トライアル雇用では、必ずしも継続雇用されるわけではないですし、辞めたいときはすぐに退職してしまいましょう。
トライアル雇用で退職しても失業保険が使えない
退職後に、次の仕事を見つけるまでの失業期間については、失業保険を受給することが一般的です。
支給される期間や金額は、条件によって変わってきますが、最低でも90日間は失業保険を受け取ることができます。
また、障害者手帳を所持している場合には、支給される期間は最低でも300日間になります。
しかし、トライアル雇用の場合には、退職後に失業保険を利用することができません。
会社都合退職でもNG
失業保険は、退職理由により
・自己都合退職
・会社都合退職
の2種類に分けられます。
自己都合より、会社都合での退職の方が圧倒的に条件が有利になりますが、トライアル雇用ではたとえ会社都合によるものであっても、受給をすることはできません。
トライアル雇用は、原則3か月間とされていますが、そもそも失業保険は最低でも、6カ月以上の仕事をしていた期間が必要です。
その差は、たった3カ月ですが、これがトライアル雇用の現実になります。
トライアル期間が終了し、事業主側から契約を打ち切られてしまったとしても、失業保険すら使うことができないのです。
時間を無駄にするだけなので、辞めたいときには、すぐに退職をしてしまいましょう。
最初から障害について配慮する気がない職場も多い
トライアル雇用で働いている、あなたが退職したいと考えるということは、嫌な思いをしていたり、職場に問題があるのかもしれません。
助成金目当て
トライアル雇用では、助成金だけを目当てに、最初から障害を理解・配慮する気がない企業も多いです。
この助成金については、労働者が所持している障害者手帳の種類によって、条件が変わってきますが下記の通りです。
・精神障害者の場合には、受給期間は最長で6カ月、最初の3カ月は月額最大8万円、その後の3カ月は月額最大4万円が支払われます。
・精神障害者ではない場合、受給期間は最大3カ月で、月額最大4万円です。
精神障害者の場合には、他の手帳を所持している者の二倍の金額ですし、特に高額なものですね。
事業主側からしたら、安い給料で働かせながら、同時に助成金を受け取れるので、こんなにおいしい話はありません。
しかも、契約を打ち切り継続雇用をしなかったとしても、企業には何の罰則もないのです。
こうした企業は、面倒な仕事をトライアル雇用で押しつけながら、助成金を受け取りつつ、労働者から搾取をすることしか考えていません。
障害者雇用促進法第36条の2~36条の4
トライアル雇用では、障害について理解されず、嫌がらせや差別を受けているケースも多いです。
先ほど解説をした、助成金だけを目当てにしている企業では、最初から障害について理解・配慮する気がないのですが、これは完全に違法行為です。
障害者雇用促進法により、障害者への配慮をしなければならないと、明確に定められています。
障害者に対する合理的配慮
事業主は、障害者と障害者でない者との均等な機会の確保の支障となっている事情を改善するため、募集・採用に当たり障害者からの申出により障害の特性に配慮した必要な措置を講じなければなりません。
また、障害者である労働者と障害者でない労働者との均等待遇の確保や、障害者である労働者の能力発揮の支障となっている事情を改善するため、障害の特性に配慮した、施設整備、援助者の配置などの必要な措置を講じなければなりません。
あなたが、嫌な思いをしているのであれば、法律を守らないブラック企業だということです。
そんな場所にいて、体を壊してしまったり、取り返しのつかないことになってからでは遅いですよ。
トライアル雇用は、たった3カ月かもしれませんが、それだけの時間があれば十分に人は壊れてしまいます。
違法なブラック企業からは、すぐに退職するのがベストです。
トライアル雇用で退職したら次は違う選択肢を考えよう
このように、トライアル雇用では失業保険が使えなかったり、問題点も非常に多い制度です。
退職後は、またしても採用されやすいトライアル雇用を考える人もいますが、次は他の選択肢を考えるべきです。
転職エージェントの支援を受ける
転職エージェントには、障害者雇用を専門にしていたり、様々な支援を受けられるような場所があります。
なにも、わざわざ労働者が搾取されやすく、問題点だらけのトライアル雇用を考える必要はありません。
障害者雇用専門のエージェントでは、採用されやすい履歴書の書き方から、面接の練習までも受けることができますし、パソコンのスキルを身につけることができる場所まであります。
これだけの、援助を受けられるうえに、登録・利用はすべて無料です。
こちらの記事では、障害者雇用専門の転職エージェントについて、解説と紹介をしています↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】
終わりに
トライアル雇用では、退職したいと思った時点で、すぐに辞めてしまうのが一番です。
ぜひ、転職エージェントを上手く活用して、障害に理解のある職場や条件の良い企業に、就職をしてみてください。
YouTubeの動画でも、トライアル雇用のデメリットや問題点について解説をしているので、ぜひ合わせてご覧ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。
この方法なら、お金をかけずに、無料でスキルを身に着けることも可能です。
自分のすべてを注ぎ込んで執筆をしたので、在宅ワークを考えている方はぜひご参考ください↓
【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】