【不真面目が最強】難病・障害者は人の目を気にしてはいけない
特に日本では、真面目であるべきだという考え方や風潮が強いです。
そういう人こそ心や体を壊しやすいですし、もっと不真面目に生きるべきですよ。
はじめに
6つの診療科に通う男、精神科が専門の作業療法士コージです!
私は難病の治療を約20年ほど続けてきましたが、幼いころからメチャクチャ真面目な人間でした。
その結果、とことん自分の心と体を追い込んでしまい、体調が悪くなるといった悪循環を繰り返していました。
現在は考え方を改め、不真面目に生きるように心がけています。
特に難病患者、障害者の方々こそ、真面目はやめましょう。
真面目な人ほど損をして他人から搾取される
私は12歳で難病を発症しましたが、わりと厳格な家庭に生まれたこともあり、幼いころからずっと真面目に生きてきました。
ありとあらゆる事に妥協することができず、自分には余裕が無い状態で毎日を過ごし、常に心も体も限界だったのです。
それが美徳だと思っていたものの、もっと早く不真面目に生きるべきだったと後悔をしています。
真面目は自分のためにはなりません
私はずっと、真面目であることは他人に対してだけではなく、自分のためにも良い事であり、その先には幸せが待っていると信じていました。
このような価値観は、ほとんどの日本人にも当てはまるのではないでしょうか。
実はこうした考え方は危険であり、間違っています。
真面目は他人のためにはなりますが、自分の為にはならず、生きにくくなるだけです。
そもそも、真面目とは具体的にどのような意味で使われているでしょうか?
例えば
・時間を守ること
・誠実であること
・物事を途中で投げ出したりせず、最後までやり切ること
などですよね。
これって、よくよく考えてみると、全部「他人のため」なんです。
極端な言い方をすれば、真面目であることは、他人のために自分を犠牲にし、搾取される生き方になります。
真面目な人ほど体を壊しやすい
これは医学的にも事実ですが、真面目な人ほど体を壊しやすいです。
私は精神科が専門なので、うつ病を例にして解説したいと思います。
うつ病という病気は、不真面目な人ほど発症しにくく、真面目な人ほどなりやすい疾患です。
そして、うつ病になりやすい性格をメランコリー親和型といいます。
どのような性格かというと
・生真面目、几帳面、責任感が強い
・他人のために尽くす傾向にある
・人から頼まれると断ることができない
といったものです。
上記がうつ病になりやすいのであれば、つまり真逆にすると発症しにくい性格になります。
・不真面目、大雑把、責任感がない
・他人のために尽くさず、自分のことしか考えない
・他人の頼み事をきっぱりと断ることができる
ということですね。
日本人の感覚からすると、なんだかヤバい人な気もしますが、これが事実なんです。
真面目に生きたとしても、他人からは搾取され、心と体は壊れていきます。
難病の私が真面目に生きた結果
この記事の冒頭で少し触れましたが、難病の私が真面目に生きた結果、余計に体調を崩していました。
その時の自分について、振り返ってみたいと思います。
自分を大事にできなかった
20年前に病気を発症してから、他人と比べてしまったり、なんとなく自分が悪いといった罪悪感のようなものがありました。
別に難病患者になったのは、誰かのせい・誰が悪いというワケではないものの、自分のせいだという感覚ですかね。
それが、真面目であることに拍車をかけていたのかもしれません。
自分の体調が悪くても、他人の頼みを断ることができなかったり、とにかく変な責任感が強かったです。
自分を大事にすることができず、他人を優先するあまり、余裕がほぼ無い日々を過ごしていました。
今となっては、こんな生き方は完全に間違っていたと感じます。
もっと自分自身を大切にし、休む時はしっかりと休んだり、治療に専念をするべきでした。
たかが他人のために、真面目であり続ける必要はありません。
不真面目であるということは、決してネガティブなものではなく、自分を大切にする生き方なのです。
結局合わない人は合わない
昔の私は、どんな相手に対しても気を遣い、疲れ果てていました。
病気の自分が他人に合わせるのは当然、という謎の思い込みや正義感があったのです。
ですが、どう頑張っても結局合わない人とは何をやっても無理です。
むしろこちらが下手に出すぎるあまり、相手からは見下されたり、都合よく利用されるばかりでした。
この辺りの経験については、こちらの記事で詳しく解説をしています↓
【障害者】友達なんかいなくてもいいんじゃねって話【見下される】
結論:人の目を気にせず不真面目に生きよう!
不真面目な人というと、どうしようもなかったり、ネガティブなイメージがあるかもしれません。
しかし、それは誤解だということが理解して頂けたかと思います。
それでは、どうしたら不真面目に生きることができるのか、解説をしていきます。
1:2:7の法則
おそらく真面目な人のほとんどは、過剰に人の目を気にしてしまうのではないでしょうか。
そこで役に立つのが、アドラー心理学でよく使われる、1:2:7の法則です。
この法則とは、人が10人集まったとすると
自分を嫌っている人が1人、好きで味方になってくれたり応援をしてくれる人が2人、どちらでもない人が7人というものです。
1:2:7の法則は誰にでも当てはまり、真面目だろうが不真面目だろうが関係ありません。
例えどんな人であっても、1割の人からは嫌われますが、2割の人はあなたを好意的に扱ってくれますし、7割は何とも思っていないのです。
そう考えたら、人間関係の悩みがグッと楽になりませんか?
真面目に考えすぎるあまり、たった1割の他人に嫌われることを恐れてはいけません。
その他の9割の人間に意識を向けましょう。
難病患者・障害者こそテキトーにやろう
当サイトの読者の方々は、持病や障害を抱えている人が多いかと思います。
そういう方こそ、もっとテキトーに不真面目に生きるべきです。
以前の私と同じように、自分が悪いと責めてしまったり、他人に迷惑をかけてはいけないと、必要以上に真面目に考え込んでしまう人が多いのではないでしょうか。
それで生きにくくなってしまったり、心や体を壊してしまったら元も子もありません。
ぜひ、不真面目に生きる力を身に着けてみてください。
終わりに
※誤解がないように後書きをします。
この記事で伝えたいのは、不真面目に生きろという意味として、他人を騙したり傷つける事を推奨しているのではありません。
家族や自分にとって大切な人々に対して、真面目に向き合って接する時間も必要です。
しかし、あなたを大事にしてくれない他人に意識を向けて生きることは、全くもってムダです。
自分らしく幸せになるために、もっと不真面目に緩くやっていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
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