【発達障害】仕事が辛いのは環境が原因【無理せず辞めよう】
発達障害を抱えている人は、本来であれば能力が非常に高いはずですが、職場では誤解されてしまうことが少なくありません。
発達障害のあなたが、仕事が辛いのであれば環境が原因なので、無理せず辞めてOKです。
はじめに
精神分野が専門になります、作業療法士のコージです!
私はツイッターでは、障害を「武器」にする生き方を発信していますが、最近は発達障害を抱えている方のフォロワーさんも増えてきました。
そして実際に、ASD(自閉症スペクトラム障害)とADHD(注意欠陥・多動性障害)の方から、こんな声を頂いたことがあります↓
当該サイト確認しましたけど、コレホントにふざけてるよなぁ#障害者 の能力は自称健全者がいらん事して発揮するのを妨げてることは断言できるし、それを障害者が使えない扱いしてる時点でいろいろおかしんだよね https://t.co/xexMSPjPqw
— 東郷五十六 (@ASDshooter_togo) January 20, 2020
当該サイト確認しましたけど、コレホントにふざけてるよなぁ#障害者 の能力は自称健全者がいらん事して発揮するのを妨げてることは断言できるし、それを障害者が使えない扱いしてる時点でいろいろおかしんだよね https://t.co/xexMSPjPqw
このツイートの通りで、発達障害者が能力を発揮することを、健常者が妨げているケースが多いです。
仕事が辛いのであれば、環境を変えましょう。
発達障害にとっては環境が超重要です
発達障害の人が、仕事を辛いと感じてしまう理由や、自分の本領を発揮できない原因については、環境面の問題が大きいです。
発達障害は疲れやすい
発達障害を抱えている方は、通常の人よりも刺激に対して非常に敏感な傾向がありますし、相当に疲れやすいです。
精神科専門医が監修した記事でも、環境面の整備が重要であると、明記されています↓
発達障害の方の中には、一般的には気にならない音(例えばオフィス内の空調の音といった些細な音)や、光(蛍光灯の光など)に非常に敏感な方がいます。自閉スペクトラム症の方に比較的多く見られます。一見「普通」のオフィス環境でも、集中しにくかったり疲れやすいという場合があります。
~中略~
このような場合の対策として、2つの方針が考えられます。
ひとつは、発達障害のある方ご本人が働きやすい環境を整備することです。
~中略~
もう一つは、周囲の環境をご本人の仕事がしやすいように整備することです。例えば、職場のデスクをオフィスで一番静かな場所にすることや、パーテーションでデスクを仕切るなどの配慮が考えられます。
上記の記事では、発達障害のある方には、環境面での配慮が重要であることが、何度も繰り返し説かれています。
あなたが、仕事が辛いと感じているのは環境面が悪いので、すぐに変えましょう。
発達障害を抱えているうえに、仕事が辛いと感じているのであれば、相当なストレスがかかっているはずです。
体を壊してしまったり、取り返しのつかないことになってからでは、本当に遅いですよ。
最初のツイートで紹介をした、発達障害の東郷五十六さんについてですが、理解のない職場で無理をしていたら、抑うつ症状が悪化してかなり大変だったようです↓
環境を変えよう
発達障害の方は、能力が低いと誤解されてしまうことが多いですが、環境面を整備することにより、とんでもなく高い能力を発揮する傾向にあります。
自分の好きなことや得意なこと、興味のある分野においては、とてつもない才能を発揮するのです。
私は精神科の病院で、作業療法士として勤務してきましたが、ちょっと環境を変えてみただけで、物凄い能力を出す患者さんを数多く見てきました。
発達障害のあなたが、仕事が辛いと感じているのは、非常にもったいない話です。
環境、つまり職場を変えることにより、眠っている才能を引き出すことができるかもしれません。
発達障害者に配慮をしないのは違法行為です
法律により、事業主は障害者に対して、配慮をしなければならないと定められています。
障害者雇用促進法第36条の2~36条の4
障害者に対する合理的配慮
事業主は、障害者と障害者でない者との均等な機会の確保の支障となっている事情を改善するため、募集・採用に当たり障害者からの申出により障害の特性に配慮した必要な措置を講じなければなりません。
また、障害者である労働者と障害者でない労働者との均等待遇の確保や、障害者である労働者の能力発揮の支障となっている事情を改善するため、障害の特性に配慮した、施設整備、援助者の配置などの必要な措置を講じなければなりません。
法律で定められているにもかかわらず、発達障害に何の配慮もしないような職場は、間違いなくブラック企業です。
そんな場所で働き続けても、将来性はまったくありませんし、自分が潰されてしまうだけです。
違法行為をするような場所からは、すぐに逃げましょう。
仕事が辛いなら無理せず辞めよう
発達障害では特に、仕事が辛いと感じながら働いていても、良い事など一つもありません。
あなたの可能性は、無限大です。
失業保険を利用しよう
条件にもよりますが、最低6カ月以上の仕事をしている期間があれば、すぐに失業保険を利用できる可能性があります。
発達障害では、会社都合退職の扱いになりやすいので、不調を感じている場合にはすぐに受診をするようにしてください。
そして、診断書を出してもらい、コピーをとっておくとよいです。
また、障害者手帳を所持している場合には、最低でも300日の間失業保険を受給することができます。
仕事が辛いのであれば、無理をして今の職場にしがみついている必要はありません。
発達障害と失業保険については、こちらの記事で解説をしています↓
IT分野への転職もアリ
現在、国が推進している事業の一つに
・発達障害者プログラマーの育成と就労に繋げる支援とメンターの育成
というものがあります。
発達障害者は、プログラマーやIT分野で活躍できる才能があることを、国そのものが認めているのです。
仕事が辛いのであれば、IT分野に転職することもアリですし、隠れた才能を引き出すことができるかもしれません。
そして何よりも、IT業界は給与がかなり高額ですし、在宅ワークなどの働き方が一般的になってきています。
発達障害では、プログラマーが向いている理由について、こちらの記事で解説をしています↓
また、発達障害の東郷五十六さんですが、最近はWebデザインの勉強も始めたようです↓
これはホントの話
私も今通所してる就労移行支援事業所で、現役のWebデザイナーの講義(WordPressとかデザイン関連)受けてますし、通所してる女性の方が私よりデザインセンスいいのでどう取り入れるか考えてますw https://t.co/TowbTswnhL— 東郷五十六 (@ASDshooter_togo) March 14, 2020
発達障害では、Webデザイナーという職業も、向いているはずです↓
【発達障害】Webデザイナーは確実に向いています【朗報です】
終わりに
最近では、障害者雇用を専門にしている転職エージェントも増えてきました。
こうしたエージェントでは、バーチャルオフィスでPCスキルを身につけることができたり、面接の練習や様々な支援を受けることができる場所もあります。
利用はすべて無料ですし、障害者手帳を所持しているのであれば、こうしたエージェントを利用することも、一つの選択肢です。
障害者雇用専門の転職エージェントについては、こちらの記事で紹介と解説をしています↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】
手帳がないという方は、こちらの記事をご参考ください↓
【ブラック企業を辞めたい人へ】1年で退職してみた件【問題ナシ】
仕事が辛いのは、あなたが悪いのではなく、理解のない職場や環境が原因です。
現在の職場の環境を変えることは困難なので、無理せず辞めるのがベストですよ。
発達障害と仕事については、YouTubeの動画でも解説をしているので、ぜひ合わせてご覧ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。
この方法なら、お金をかけずに、無料でスキルを身に着けることも可能です。
自分のすべてを注ぎ込んで執筆をしたので、在宅ワークを考えている方はぜひご参考ください↓
【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】