【潰瘍性大腸炎】痔を悪化させるのはウォシュレット【洗いすぎNG】
潰瘍性大腸炎では、痔を併発してしまうことが少なくありませんが、過剰なウォシュレットの使用は逆に悪化をさせてしまいます。
清潔にするのは大事ですが、洗いすぎはNGです。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
最近になって、公営住宅に引っ越したのですが、こんなツイートをしました↓
少し汚い話ですが、引っ越しをしてからウォシュレットがなくなりました。最初は紙で拭くと、お尻が痛くて仕方なかったですが、徐々に改善。
どうやら、「温水洗浄便座症候群」というものになっていたようです😱#潰瘍性大腸炎 は、常に清潔にという思い込みがありましたが、洗いすぎは悪ですね。
— コージ@難病系作業療法士フリーランス (@koji_ot) March 13, 2020
少し汚い話ですが、引っ越しをしてからウォシュレットがなくなりました。最初は紙で拭くと、お尻が痛くて仕方なかったですが、徐々に改善。
どうやら、「温水洗浄便座症候群」というものになっていたようです😱#潰瘍性大腸炎 は、常に清潔にという思い込みがありましたが、洗いすぎは悪ですね。
私は医療従事者ですが、恥ずかしながら勘違いをしていたようです。
温水洗浄便座症候群について
長年にわたり、ウォシュレットを使い続けてきましたが、引っ越した現在の家には設置がされていませんでした。
紙で拭くと痛すぎる
少し汚い話になってしまいますが、お腹が痛くなってトイレに行った後、トイレットペーパーを使用すると、お尻がめちゃくちゃ痛くなりました。
とにかく、ヒリヒリとした感じで、毎回トイレに行ったあとはもん絶する痛さです。
「これはおかしい」
と心配になり、スマホで必死になってググってみると、温水洗浄便座症候群というものが見つかりました。
洗いすぎはNGだった
そのときに見つけた記事が、こちらです↓
洗剤の過剰な使用やごしごし洗うこと、シャワーの直撃は、洗っている最中は気づかないかもしれませんが、想像以上に皮膚に多大な刺激を与えています」と佐々木医師。
また、洗いすぎると炎症をまねく理由について、
「消毒剤の使用などでもみられますが、洗いすぎは、バリアとして皮膚を守っている常在菌や皮脂など皮膚の健康にとって必要な成分までをも洗い流し、免疫の力を低下させて炎症を起こしやすくします。その炎症が引き金となって、かゆみ、痛み、湿疹と皮膚のトラブルが進行し、切れ痔を生じさせる場合もあります」(佐々木医師)
この記事のほかにも、様々な医師が現代のウォシュレットの使い過ぎについて、警鐘を鳴らしていました。
「お尻だって、洗ってほしい」
というキャッチコピーで、急速に知名度を上げて普及したものが、TOTOのウォシュレットです。
これは商標であり、正式には「温水洗浄便座」といいますが、あまりにも定着してしまったため、他者の製品もすべてウォシュレットと呼ばれています。
そして、以前の私のように、誤った使い方をしている人も多いようです。
過剰に洗ってしまうと、必要な常在菌や皮脂までも洗い流してしまうため、痛みや痔を悪化させる原因になってしまいます。
潰瘍性大腸炎の私は勘違いをしていた
私は潰瘍性大腸炎を発症してから、約20年ほどになりますが、常に「清潔」にしなければならないといった、誤った思い込みをしていました。
潰瘍性大腸炎と痔の併発について
私もそうですが、潰瘍性大腸炎は何回もトイレに行かねばなりませんし、お尻が炎症を起こしてただれてしまったり、痔を併発してしまう方も少なくありません。
日本人は特に綺麗好きですし、潰瘍性大腸炎を抱えている方には、私のように勘違いをしている人も多いのではないでしょうか。
潰瘍性大腸炎では、特にトイレの回数が多いですし、そのたびにウォシュレットを使用していると、逆に症状を悪化させてしまう可能性があります。
なかには、力を入れてお尻を開いて、直腸まで洗浄してしまう人もいるようです。
というか、そもそも痔ではないかもしれません↓
過剰衛生によって悲惨な肛門になっていても、その習慣をやめるだけで薬を塗らなくてもかなり改善します。
よく市販の痔疾薬を買って、それを肛門周囲の皮膚に塗っている患者さんがいるのですが、皮膚障害でボロボロになった皮膚に痔疾薬を塗ると、かゆみやヒリヒリがひどくなることが多いです。
皮膚が荒れている状態で薬を塗ると「かぶれ」やすいのです。
しかも痔じゃないのに痔の薬を塗っても効きません。
そんなことをするよりも、誰でも、いつからでも、まず最初に出来る簡単なことがあります。
それは、洗うのをやめることです。
お金も手間もかかりません。
オシリに不調を感じている方は是非やってみてください。
私は数年前から、直腸炎と痔がひどいために、医師に頼み込んで強力ポステリザンという軟膏薬を処方してもらっています。
毎日、朝と晩の2回ずつ使用を続けてきましたが、症状が改善することはいつまでもありませんでした。
もしかしたら、この医師の言う通り、痔ではなかったのかもしれません。
潰瘍性大腸炎と私の痔の経過について
ちょうど2週間前に、ウォシュレットのない場所に引っ越してから、潰瘍性大腸炎と痔の症状はかなり改善してきました。
1週目はきつかった
引っ越してからの、1週間はとにかくお尻がヒリヒリして、かなりきつかったです。
それでも我慢して、なんとか生活をしていると、少しずつウォシュレットがないことに慣れてきました。
どうしても痛いときには、強力ポステリザンを使用して対応しましたが、少しずつ量を減らしていくことを考えました。
以前は、毎日2個ずつ使っていましたが、朝か晩のどちらか、1個のみにするといった感じです。
最初の頃は、とにかく痛みで地獄のような日々でしたが、この後に劇的に改善をしていきます。
2週目に劇的な改善
ウォシュレットのない生活が、2週目に入ると、症状が劇的に改善をしていきました。
この頃には、トイレットペーパーでお尻を拭いても、痛みはほとんどありません。
それだけではなく、直腸炎の症状も、かなり改善が見られました。
現在の私は、直腸の炎症があり、調子が悪い時にはリンデロン座薬(ステロイド)の併用をしています。
しかし、ウォシュレットをやめてから、ステロイド座薬の使用をしなくても、お尻の痛みがほとんどなくなりました。
そして今は、強力ポステリザンも、2~3日に1個程度にまで減らすことができました。
もしかしたら、ウォシュレットの過剰な使用が、直腸の炎症を悪化させていたのかもしれません。
そして、そもそも、私が勝手に痔だと思い込んでいた可能性が高いですね。
終わりに
本当に、ウォシュレットが設置されていない、公営住宅に引っ越して良かったと思っています。
お尻が痛すぎて、最初は絶望しましたし、おしりのケア用品などを使うことも考えましたが、上記の記事を執筆した、医師の佐々木みのり先生には心から感謝です。
私は医師ではないので、勝手なことを言うワケにはいきませんが、ぜひ主治医の先生と相談をして、ウォシュレットの使い方について考え直してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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