【潰瘍性大腸炎とアルコール】私が意識していること【適度に飲む】
潰瘍性大腸炎を抱えていても、たまにはお酒って飲みたくなるものですよね。
もちろん潰瘍性大腸炎にアルコールは推奨されませんが、ストレスもよくありません。
難しいところではありますが、私は適度に飲むということを意識しています。
はじめに
5つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
先日に麻酔科への通院が終了したため、6つの診療科に通う男から、5つの診療科に通う男になりました。
私は12歳のときに潰瘍性大腸炎を発症し、約20年治療を続けています。
そして作業療法士の私は、医療従事者でもあります。
潰瘍性大腸炎と飲酒について、考えるきっかけとなったのがこちらです↓
つくづくツイッターは本当に危険だと思う。
「#潰瘍性大腸炎 の患者の飲み会」といったオフ会が企画されていましたが、危険です。
酒を飲むのは勝手ですが、「潰瘍性大腸炎でも酒を飲んでも大丈夫」という謝った情報・認識を助長させてしまいます。
あくまでもUCにアルコールは推奨されません。 https://t.co/fcEA02AFbG
— コージ@難病系作業療法士ブロガー (@koji_ot) August 24, 2019
つくづくツイッターは本当に危険だと思う。
「#潰瘍性大腸炎 の患者の飲み会」といったオフ会が企画されていましたが、危険です。
酒を飲むのは勝手ですが、「潰瘍性大腸炎でも酒を飲んでも大丈夫」という謝った情報・認識を助長させてしまいます。
あくまでもUCにアルコールは推奨されません。
ツイッターを見ていたら、お酒の写真と一緒に
「潰瘍性大腸炎なんか関係ねぇ!」
「腹が痛くなったらそのときはそのときだ!」
といった、ツイートをしている人たちを見かけました。
それだけならまだしも、潰瘍性大腸炎を抱えている人たちで集まるといった、飲み会を企画していました。
いい歳をした大人たちが、イキってタバコを吸っているような高校生と変わりませんよね…
ちょっとどうかとは思ったのですが、この飲み会の企画は、潰瘍性大腸炎の人たちの間で、拡散をされていました。
この件をもとに、潰瘍性大腸炎と飲酒について考えていきたいと思います。
あくまでも潰瘍性大腸炎にアルコールは推奨されません
ツイッターの人たちは
「難病でも酒を飲む自分はカッコいい!」
といった感じなのかもしれませんが、あくまでも潰瘍性大腸炎にアルコールは推奨されません。
お酒について目安があれば教えて下さい
どのくらいならば大丈夫というデータはありません。個人差が大きく、一概には言えませんが、原則的にはアルコールは腸管の粘膜に障害性を示し、病状が悪化する可能性があります。また、実際には飲み始めれば一杯のつもりが多くなってしまうことがあり得ると思われます。従って、現時点ではアルコールは控えたほうがよいでしょうと言わざるを得ません。
アルコールは大腸の粘膜に悪影響を与えるため、症状が悪化する可能性があります。
それでも、酒を飲むのは個人の自由ではありますが、ツイッターで飲み会を企画して、参加を呼びかけるようなことをするべきではありません。
「潰瘍性大腸炎は酒を飲んでも問題のない病気」であるとの、誤った情報や認識を助長してしまいます。
つい先日、ツイッターの危険について記事を書いたばかりですが、ツイッターには誤った情報がかなり多いため、本当に危険です↓
この記事では、あくまでも潰瘍性大腸炎にアルコールは推奨されないという前提で、話を進めていきます。
寛解期に適量の飲酒なら問題ありません
あくまでも潰瘍性大腸炎にアルコールは推奨されませんが、寛解期に適量を飲むのであれば、飲酒をしても問題ないとされています。
一般的にアルコールは腸の粘膜に悪影響をおよぼしますので、潰瘍性大腸炎の症状を悪化させる可能性があります。ただし、寛解期であれば、適度の飲酒は問題ないでしょう。
また寛解期であれば、特に食事制限をする必要もありません。
潰瘍性大腸炎とストレスには密接な関係がありますが、適度な飲酒には、ストレスを緩和させる効果が認められています。
個人的には、潰瘍性大腸炎にとって、我慢のしすぎもよくないのではないかと考えています。
なかには、徹底的に食生活に気を使い、絶対に飲酒はしないといった患者さんもいたりしますが、私の場合は無理です。
私と同じような人も、少なくないのではないでしょうか。
潰瘍性大腸炎という難病を抱えていても、適度にお酒は楽しみたいですよね。
下記に、私が気を付けていることを解説します。
潰瘍性大腸炎の私が飲酒について気を付けていること
現在の私の病状についてですが、免疫抑制薬であるイムランと、生物学的製剤であるヒュミラを同時に使用しながら、なんとか寛解を維持しているといった状態です。
現在はそんな状態の私ですが、飲酒についてルールを設けています。
①週末にしか飲まない
②飲むときにはゆっくりと時間をかけて飲む
③少しでもお腹に異変を感じたら絶対に飲まない
④飲み会には基本的に参加しない
これらのルールについて、順番に解説をしていきます。
①についてですが、特別な日以外には、絶対に週末にしか飲まないようにしています。
適量であれば、毎日飲んでも構わないとされていますが、一度飲んでしまうとどうしても量が多くなりがちですよね。
厚生労働省は適度な飲酒について、このように定義をしています。
「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」
「飲酒量の単位」の項でも説明していますが、20gとは大体「ビール中ビン1本」「日本酒1合」「チュウハイ(7%)350mL缶1本」「ウィスキーダブル1杯」などに相当します。
適量を守れるならいいのですが、この量を守るのはかなり難しいです。
そのため、平日は飲まずに、週末だけ飲むといったルールを設定しています。
②については、必ず何かを食べたあとに、ゆっくりと飲むようにしています。
すきっ腹に酒はよくないと言われますが、これはアルコールの吸収を速めてしまうためです。
ちなみにアルコールは、20%が胃から、残りの80%が小腸から吸収されます。
必ず夕食をたべてから飲むことにより、アルコールが吸収されるまでの時間がゆっくりとなるため、体に対する負担を減らすことができます。
③については、潰瘍性大腸炎を抱えている以上は、当たり前のことかもしれませんね。
発症してから約20年になりますが、寛解期であっても、なんとなくお腹に違和感のようなものを感じるときがあります。
そのような場合には、週末であったとしても、絶対に飲まないようにしています。
④の飲み会に参加しない理由ですが、自分のペースで飲むといったことが困難になるためです。
飲み会では、時間制限つきの飲み放題の場合が多いですし、場の雰囲気などから飲むペースが速くなってしまいがちですよね。
病気を理由にすれば簡単に飲み会は断れますし、お金も節約できるのでおすすめです。
以上が、私が飲酒について気を付けていることになります。
終わりに
あくまでも潰瘍性大腸炎にアルコールは推奨されませんが、寛解期であれば、絶対にダメだというわけではありません。
ですが、ツイッターで誤解を招くような情報を拡散するのは、絶対にダメです。
病気ともお酒とも、上手く付き合っていきたいものですね。
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