【Web系職業訓練】授業についていけないのは当たり前【理由あり】
最近はWeb系の職業訓練がかなり増えてきましたが、授業についていけないという方が多いですよね。
あなたがもし、授業についていけていないとしても、それにはしっかりとした理由が存在します。
ついていけないあなたが悪いのではなく、悪いのは悪質な訓練校の講師たちです。
この記事では、あなたがWeb系職業訓練の授業についていけない理由を解説します。
はじめに
職業訓練のWebデザイン科に通っていました、作業療法士のコージです!
この訓練では、私を含めて、ほとんどの生徒が授業についていくことができませんでした。
職業訓練には、IT関係やWeb系のコースが増えてきました。
IT業界の人材不足に目を付けた、助成金や報奨金目当ての、悪質な訓練校が続々と参入してきているのです。
悪質な訓練校の授業は、質が低いため、ついていけないのは当たり前です。
職業訓練の授業についていけないのは当たり前
職業訓練には、公共職業訓練と、民間企業に委託されている求職者支援訓練の2種類があります。
私が通っていたWebデザイン科のように、Web系の職業訓練はほとんどが求職者支援訓練です。
求職者支援訓練についてですが、民間企業に委託されているということがポイントになります。
職業訓練をやるような企業は、助成金・報奨金目当ての「経営が厳しい企業」になっているのが実態です。
つまり、経営が厳しいために、訓練を実施することで得られる助成金や、訓練終了後3カ月以内に生徒を就職させることで得られる報奨金に、頼らざるを得ないということです。
この報奨金を目当てに、生徒を無理やりブラック企業へと就職させる悪質な訓練校も多いです。
ITの人材不足に目を付けた、低レベルな企業が続々と職業訓練に参入してきています。
普通に考えたらわかりますが、事業で大きな利益を出すことができていたら、わざわざ会社で職業訓練なんてやっている暇がないですからね。
私が通っていたWebデザイン科ですが、幽霊が出るんじゃないかってぐらいボロボロのビルの中の2階にありました。
このビルのトイレは今どき珍しい和式トイレでしたが、訓練が終わってからは一度も和式トイレは見ていません。
なんと、1階には八百屋さんがあり、隣のビルにあるカラオケスナックからは、真昼間から大音量で演歌が聞こえてくる環境でした。
生徒に与えられたPCですが、動作が重すぎてさっぱり使い物にならないどころか、突然再起動したりとかなり動作が不安定でした。
私が通っていたWebデザイン科は極端すぎるかもしれませんが、このように職業訓練をやるような企業は、「経営が厳しい企業」になっているのが実態です。
ということは、講師は「経営が厳しい企業の社員」とうことになります。
当然ですが、講師の質は低くなりますよね。
そんな講師の授業についていけないのは、当たり前です。
悪いのは悪質な訓練校であり、授業についていけないあなたが悪いのではありません。
職業訓練の授業は質が低くて分かりにくい
上記に解説した通り、Web系職業訓練の講師たちは「経営が厳しい企業の社員」です。
もちろんですが、指導に関してはド素人になります。
こうした訓練校からは、まともなプログラミングスキルを学ぶことはできません。
私が通っていたWebデザイン科では、まともな授業がありませんでした。
講師たちは授業もせず、生徒に自習をさせながら、教室の目の前でPCをいじり、自分の仕事をしているだけだったのです。
たまに講義をやる場合もありましたが、講師たちもよく分かっていませんでした。
私の経験になりますが、こんなことがあったので紹介します。
訓練が修了する1カ月前、生徒たちはポートフォリオのために、各自がデザインしたWebサイト制作にとりかかっていました。
私がデザインしたWebサイトについて、このやり方でコードを書くようにと講師から指示がありました。
ですが、いくら指示をされた通りにコードを書いても、デザインした通りにはなりません。
訓練が修了する1週間前に
「こんなやり方でできるわけがないだろ!」
となぜか講師からブチギレられ、すべてのコードの書き直しをさせられたのです。
言われた通りにやっていたのですが、意味不明すぎますよね。
残りの1週間で終わるわけもなく、私が手がけたWebサイトは訓練中に完成させることができませんでした。
これは、私に限った話ではありません。
この訓練からは、ほとんどの生徒がまともなWebサイトを完成させることはできませんでした。
講師がこんな感じなので、当然の結果です。
まともなWebサイトを制作することができたのは、元プログラマーただ一人だけでした。
そして、IT企業に就職することができたのも、この元プログラマーただ一人だけです。
ですが、この人は正社員としての採用ではありませんでした。
私が通っていたWebデザイン科からは、正社員としてIT企業へと就職することができた生徒は、誰一人として存在しません。
職業訓練からは、まともなプログラミングスキルを学ぶことはできないため、当然の結果です。
職業訓練の仕組みそのものに問題がある
悪質な訓練校が多いのは解説してきた通りですが、こうした訓練校が多いのは、職業訓練の仕組みに問題があります。
職業訓練に使われているのは税金ですが、訓練校は質が低いような授業をやっても、助成金がもらえます。
また、訓練が終わってから生徒が3カ月以内に就職することにより、訓練校に入る報奨金ですが、訓練とまったく関係のない分野でもOKです。
さらには、正社員だけではなく、パートやアルバイトであったとしても、就職したと見なされます。
この報奨金を目当てに、訓練修了後は、ブラック企業へと生徒を無理やり就職させる訓練校も少なくありません。
職業訓練は、仕組みそのものに問題があります。
授業についていけないあなたが悪いのではなく、職業訓練の仕組みそのものに問題があるのです。
訓練中、国の調査機関がアンケートをとりにきたことがありますが、まったく機能していませんでした。
機能していないどころか、悪い評価をつけた私に対して、犯人捜しが行われました。
それに加えて、訓練修了後にハローワークへと提出するアンケートは、講師の目の前ですべて良い評価をつけるように強制するといった徹底ぶりです。
講師たちはよく
「職業訓練は税金なんだよ! だからお前ら絶対にどこでもいいから就職しろ」
などと怒鳴っていましたが、お前が言うなよと本気で思ったことを覚えています。
職業訓練はもちろん税金で成り立っていますが、その税金を悪用しているのは、悪質な訓練校です。
そんな訓練校の授業についていけないからといって、何も心配することはありません。
終わりに
実は、職業訓練と同じように、無料で通うことができるプログラミングスクールが存在します。
このようなスクールは、プログラミング習得後、学校と関連する企業に就職することで無料となる仕組みです。
職業訓練には税金が使われてますが、無料のスクールは、生徒が就職した企業から直接報酬を受け取っています。
そのため、職業訓練とは比べ物にならないぐらい質が高いのが特徴です。
職業訓練の授業についていけなかったあなたは、こうしたスクールに入りなおしてみてはいかがでしょうか。
職業訓練である程度の基礎はできているため、すぐに本物のプログラミングスキルを身に着けることができると思います。
もちろん、就職することが前提の職業訓練ですが、訓練修了後に就職しなかったとしても、何の罰則もありません。
悪いのは悪質な訓練校なので、就職できなかったとしても、あなたは何も気にする必要はないのです。
こちらの記事では、無料のプログラミングスクールと、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しているので、ぜひご参考ください↓
【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】
また、こちらの記事では、職業訓練で就職が決まらない場合の対処法を解説しています↓
悪質な訓練校の、被害に合う方がいなくなることを願っています。
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