【作業療法点数】を水増しする精神科病院が多すぎる【違法】
精神科病院で行われている作業療法ですが、悪質な水増し行為を行っている病院が少なくありません。
やってもいないことがやったことになり、活動に参加していないにも関わらず参加したことになります。
精神科病院は特に閉鎖的な空間であるため、こうした問題が表に出てきにくいのです。
精神科作業療法士の私が、実際に行われていた違法な水増し行為について告発します。
はじめに
ブラックすぎる精神科Y病院にいました、作業療法士のコージです!
この病院では、あまりにも悪質な、作業療法点数の水増し行為が行われていました。
このような行為は、Y病院だけではないはずです。
精神科作業療法と診療報酬について
診療報酬(しんりょうほうしゅう、英語: Health care fee)とは、保険診療の際に医療行為等の対価として計算される報酬を指す。
「医師の報酬」ではなく、医療行為を行った医療機関・薬局の医業収入の総和を意味する。医業収入には、医師(または歯科医師)や看護師、その他の医療従事者の医療行為に対する対価である技術料、薬剤師の調剤行為に対する調剤技術料、処方された薬剤の薬剤費、使用された医療材料費、医療行為に伴って行われた検査費用などが含まれる。
引用:Wikipedia
作業療法士が行う作業療法も医療行為であり、診療報酬が発生します。
診療報酬は1点=10円であり、精神科作業療法は一日につき、患者さん一人から220点までとることが可能です。
つまり、10割の計算だと、患者さん一人につき一日2200円になります。
改めて思いますが、患者さん一人につき一日2200円って結構な金額ですよね。
患者さんの自己負担額は、障害者手帳の有無などの様々な条件により変わってきますが、ここでは割愛します。
また、精神科作業療法では、一人の作業療法士につき1単位25人、一日2単位50人まで算定をとることが可能です。
実施時間は、患者さん一人につき、2時間が標準となっています。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが
・患者さん25人に対して、午前中の作業療法を2時間実施して1単位
・患者さん25人に対して、午後の作業療法を2時間実施して1単位
合わせて2単位、患者さん50人から診療報酬を受け取ることができます。
2200円×50人=11万円です。
一人の作業療法士につき、毎日11万円が病院に入っています。
Y病院ではこの診療報酬について、悪質な水増し行為が行われていました。
違法な診療報酬の水増し行為
Y病院では、作業療法に参加していない患者さんが参加したことになります。
この病院に就職したばかりの頃、納得がいかず、作業療法課の課長に聞いてみると
「誘ってあげたのに、参加しない患者からは点数とっていいんだよ!」
と返ってきました。
そんな理屈は意味不明すぎますし、絶対にダメに決まっています。
たとえばですが
手術もしていない患者さんから、手術をしたといってお金をとっているのと同じ行為です。
薬も出していない患者さんから、薬を処方したといってお金をとっているのと同じ行為です。
この病院では、とにかく患者さんから点数をとり、お金を稼がなければ院長からめちゃくちゃに怒鳴られます。
そして、院長査定に影響し、賞与(ボーナス)がマイナスになってしまいます。
査定でマイナスになってしまうと罰金であり、給与から天引きされてしまうのです。
そのため、Y病院の職員たちは必死になって様々な違法行為に加担をしていました。
実際に行われていた悪質なカルテ記入
Y病院では、作業療法に参加していない患者さんが、なぜか塗り絵をしたことになります。
さらには、効率化などと称して、その場に存在しなかった作業療法士がカルテを記入するといったことが当たり前に行われていました。
開放病棟の作業療法を担当した人が、なぜか閉鎖病棟の記録をするといった行為です。
患者さんの様子を見ていない人が記録をするため、まるっきりデタラメなカルテが出来上がります。
事実とまったく異なるカルテは、何の意味もありませんし、そんなカルテからは何も評価することはできません。
これらの行為は、作業療法士として、医療従事者として、断じて許すことはできない行為です。
違法行為に加担することを拒否すると、すぐに私と同期のA君への嫌がらせが始まりました。
この病院では、普通の人や、まともな人が徹底的に排除されます。
どんなに正しいことを言っても、誰からも相手にされないのです。
この病院では、正しいことを言う人が排除され、院長の違法なやり方に従う職員しか存在しませんでした。
院長は、こうして患者さんたちから違法に搾取したお金で、高級車を乗り回しています。
院長と院長夫人は、高級車を何台も所有していました。
患者さんから違法にお金を搾取し、高級車を乗り回すなど、絶対に許せない行為です。
また、搾取しているのは、患者さんからだけではありません。
日本は国民皆保険であるため、医療には税金が使われています。
税金が院長と院長夫人の何台もある高級車や、何軒も存在する別荘などに消えていきます。
はっきりいって、税金の無駄遣いです。
そんな病院からは退職するべき
私はY病院から、一年半で退職しましたが、もっと早く退職するべきだったと後悔しています。
私は決して、違法なカルテ記入や記録は行いませんでしたが、結局は他の職員が私の名前で記録を行っていました。
今思えば言い訳にしかなりませんし、結果的には私が違法行為に加担してしまったのは事実ですからね。
この一年半の間に、私の作業療法士としての名前が悪用され、違法に診療報酬の点数を稼ぐことに使われたのです。
ブラック企業がなくならないのは、ブラック企業で働く人がいるからです。
ブラック病院がなくならないのは、ブラック病院で働く人がいるからです。
違法に診療報酬を稼ぐ病院は、Y病院だけではないはずですし、かなりの数が存在します。
そうした行為に加担しないためにも、そういう病院からはすぐに退職するべきです。
終わりに
もしあなたがブラック病院にいるのなら、今すぐに辞めるべきです。
私はPTOT人材バンクという転職サイトを使用して、条件の良い職場に転職を成功させました。
ブラック病院がなくなることを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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