【作業療法士は残業が多い?】会社都合で退職しよう【有利になる】

2020年1月31日

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作業療法士や理学療法士の残業は多いし、休日は研修でつぶれるし、ブラック企業も多いですよね。

残業時間によっては、会社都合退職の扱いになるので、すぐに失業保険を受け取ることができます。

はじめに

ブラックすぎるY病院で残業しまくりでした、作業療法士のコージです!

Y病院の求人情報には、土日祝休み、残業ゼロなどと書かれていましたが、全てがウソでした。

残業が多すぎるブラック企業からは、会社都合退職の扱いで辞めましょう。

そして、失業保険を受け取りながら、転職活動をすればOKです。

作業療法士の残業が多いなら記録を残しておく

TIME

作業療法士や理学療法士の残業ですが、めちゃくちゃ多いですよね。

定時の時間を超えてからようやく、カルテの記入や記録ができる、という方も少なくありません。

また、介護施設などに勤めている場合には、行事やイベントがあるたびに、強制的に残業を強いられる人も多いです。

ちょっと事情は異なりますが、ブラック病院にいたときの私もそうでした。

Y病院に就職をしてから、私のデスクとPCは存在しなかったために、他のスタッフが帰ってからようやく、記録ができるといった毎日を過ごしていました。

ブラックすぎるY病院は精神科病院ですが、行事やイベントがあるたびに、院長と院長夫人からド派手な飾りつけを求められます。

院長と夫人が気に入らなければ、気に入るまでに何度も、飾りつけのやり直しをさせられました。

朝早く出勤し、夜遅くなってから帰るといった毎日でしたが、残業代はまったく支払われませんでした。

私と同じように、どれだけ残業をしても、残業代は支払われず、サービス残業だという人も少なくないと思います。

ブラック企業は

「患者さんのためだ」

などといって、洗脳をしてきますが、絶対にだまされてはいけません。

患者さんのためと、残業を無理やり押し付けたり、残業代を支払わないのは別問題です。

残業代が出る・出ないにかかわらず、残業をした場合には、必ず記録や証拠を残しておきましょう。

出勤・退勤時間をメモしておいたり、PCの画面をスクショしておくとよいかもしれません。

詳しくは後述しますが、残業時間によっては、特定受給資格者になるため、すぐに失業保険を受け取ることができます。

作業療法士の勉強会などによる残業について

研修会

作業療法士や理学療法士のリハビリ職に欠かすことができないのが、勉強会研修会ですよね。

定時の時間が過ぎてから勉強会が開かれたり、ただえさえ少ない休日が、研修会で次々と潰れていきます。

ブラック病院では、研修会や、院長が定期的に開く講演会などに出席しないと、院長の査定に影響してしまいました。

出席率が悪いと査定がマイナスとなってしまい、この病院では賞与どころか、罰金をかせられてしまいます。

年に2回のボーナスでは、査定により罰金になると、給料からその分が天引きをされるという、意味不明すぎる病院でした。

定時の時間が過ぎてから参加をしたり、貴重な休日が次々と潰されたりしましたが、研修会の多くは有料です。

交通費や参加費などを負担してくれる場所もありますが、Y病院はすべて自己負担でした。

ためになる研修もありましたが、参加費が高額なわりには、何の役にも立たないような研修もかなり多かったです。

しかも、講演会や研修に参加した後は、毎回レポートを提出しなければなりません。

院長へとレポートを提出し、ハンコをもらう必要があるのですが、何度も書き直しをさせられます。

特に、院長の講演会についてのレポートは最悪です。

「お前は俺の話を聞いていたのか! お前は何も分かってない!」

と延々と、怒鳴られ続けることになります。

残業代も支払わないような人に、ただえさえ少ない休日を潰され、お金を払ってまで怒鳴られる意味は全く分かりませんでした。

話が少しそれてしまいましたが、勉強会は定時が過ぎてからではなく、業務時間内に行うべきです。

どうしても業務時間外に行うのであれば、かならず残業代を支払うべきですよ。

研修会も同じです。

病院側が行けというような研修なら、病院側が交通費や参加費を、全額負担するべきですよね。

勉強会や研修会に参加をしないと、白い目で見られたりしますが、気にしなくてOKです。

無意味な勉強会や研修会は、ただのやりがい搾取です。

勉強会や研修会などの場合にも、使用した資料などの証拠や記録を、しっかりと残しておきましょう。

作業療法士の残業が多いなら会社都合退職の扱いで辞めましょう

チェック

残業に追われている作業療法士や理学療法士は、今の職場を辞めたくても、転職活動もままならない状態だと思います。

その場合には、失業保険を利用すればOKです。

失業保険についてですが、退職理由により、自己都合退職と会社都合退職に分けられます。

自己都合退職による場合

失業保険が支給されるまでに、3カ月間の給付制限があります。

雇用保険に加入していた期間が、1年以上必要です。

会社都合退職による場合

一週間の待期期間の後に、すぐに失業保険が支給されます。

雇用保険に加入していた期間が、6カ月間必要です。

残業時間と特定受給資格者について

特定受給資格者とは、倒産、解雇などの理由により再就職の準備をする時間的余裕がなく、離職することを余儀なくされた者をいいます。

この、時間的余裕がないという部分がポイントであり、この中には残業も含まれます。

残業代の支払いについては、問われません。

たとえ残業代が支払われていたとしても、下記の条件に当てはまれば、特定受給資格者になります。

①退職する前の6カ月間の中で、45時間以上残業をした月が連続で3カ月以上あること

②退職する前の6カ月間の中で、100時間以上残業をした月が1度でもあること

③退職する前の6カ月間の中で、連続する2カ月以上の期間の、残業時間の平均が1カ月あたり80時間を超えていること

この3つの条件のうち、どれか一つでも当てはまっていれば、特定受給資格者となり、会社都合退職と同等の扱いになります。

つまり、一週間の待期期間の後にすぐに失業保険を受け取ることができる、ということです。

そして、特定受給資格者の場合には、会社都合退職と同じように、仕事をしていた期間が6カ月あればOKになります。

ブラック病院にいた頃は、上記の条件を余裕で満たしていましたが、当時はこうした制度について知りませんでした。

その結果、体を壊してしまい、特定理由離職者の扱いで退職をすることになりました。

特定理由離職者について、詳しくはこちらの記事で解説をしています↓

【ブラック企業からの退職】有利にするためにやったこと【全公開】

ブラック企業に勤めている作業療法士や理学療法士の方は、上記の条件を満たす人もかなり多いはずです。

失業保険は最低でも90日間受け取ることができるので、ゆっくりと転職活動をすることができます。

残業が多すぎるブラック企業からは、会社都合退職の扱いで退職をしましょう。

しかし、ブラック企業は、離職票の退職理由を

・正当な理由のない自己都合退職

としてくる可能性が非常に高いので、必ず記録や証拠を残しておくようにしてください。

ハローワークで失業保険の手続きをするときに、合わせて証拠や記録を持参することで、特定受給資格者だと認められるはずです。

終わりに

上記の方法を使用すれば、転職活動をする時間がとれなくても、退職後にゆっくりと転職活動をすることが可能です。

残業が多すぎる、作業療法士や理学療法士の方は、ぜひご参考ください。

しかし、最後にもう一つだけ注意点があります。

失業保険を受け取るためには、ハローワークへと定期的に通う必要がありますが、ハローワークにはブラック企業の求人しかありあません。

ハローワークには企業が無料で求人情報を掲載することができるため、質が低い求人や、ブラック企業の求人情報であふれています。

私がいたY病院も、365日、年中無休でハローワークに求人広告が出されていました。

そこでおすすめするのが、失業保険を利用しながら、同時にPTOT人材バンクという転職エージェントを活用するといった方法です。

PTOT人材バンクは、リハビリ職を専門にしているため、条件の良い求人情報が数多く掲載されています。

PTOT人材バンクについては、こちらの記事で詳しく解説をしているので、ぜひご参考ください↓

【PTOT人材バンク】現役OTが使ってみた結果【全部書く】

あなたが、条件の良い職場に転職を成功させることを願っています。

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