【病院見学】ブラック病院の見分け方【8つのポイント】
医療系の学生さんが就職活動を行う際や、転職をする際などには、病院見学に行く方も多いと思います。
ブラックな病院や施設には特徴があるため、ある程度見分けることが可能です。
ブラック病院に就職してしまうと、かなり悲惨な状況が待ち受けています。
新卒一年目にブラック病院に就職してしまった私が、病院見学で見極めるべき8つのポイントを解説していきます。
8つは多いな…と思うかもしれませんが、本当に重要なポイントですので、ぜひ最後までお読みください。
はじめに
新卒一年目にブラックすぎるY病院に就職してしまいました、作業療法士のコージです!
病院見学をした際に、違和感を感じたもののそのまま就職をしてしまいました。
その後、一年半でY病院を退職することになりますが、本当に後悔をしています。
ブラックな病院や施設に就職をしてしまうと、医療従事者としても成長することはできませんし、完全に時間のムダです。
病院見学でしっかりと見極め、ブラック病院には就職・転職しないようにしましょう。
求人情報にも要注意
求人情報を見てから病院見学に行くかどうかを決めると思いますが、求人情報にも要注意です。
ブラック病院の特徴として、求人情報の条件が良すぎるといったことがあげられます。
私は作業療法士ですが、Y病院の求人は
賞与〇カ月分、土日祝休み、残業ゼロ
などと記載されていましたが、すべてウソでした。
実際にY病院に就職したところ、毎日サービス残業や無休での休日出勤を押し付けられる日々でした。
ブラック病院は人の出入りが激しく、求人情報を偽らないと人が集まらないのです。
Y病院の悪評は広まっていましたが、ウソの求人につられて病院見学や面接にやってくる人が絶えませんでした。
求人の条件が良すぎる場合には、常に人手不足の可能性が高いです。
このような病院に就職してしまうと、奴隷のように使われてしまいます。
病院見学前の電話も重要
病院見学に行く前に、電話をしてアポイントをとると思います。
実はこの電話も非常に重要です。
見学前にY病院に電話をすると
・見学は9時から15時まで
・昼食と動きやすい服(ジャージ)を持参してくるように
と伝えられました。
その後、約束の日に見学に行くと、病院の説明や案内はほとんどされず、レクリエーションの手伝いをさせられて一日が終わりました。
Y病院はかなりの人手不足であり、見学に来た学生さんまでも、奴隷のように扱うブラック病院だったのです。
「病院の一日の流れを実際に体験してほしい」などと言われましたが、レクリエーションを手伝わせるなら、昼食は病院側が用意するべきです。
実際に、見学に来た学生さんの昼食を用意してくれる病院や施設が存在します。
見学前の電話で、長時間の見学日程や、昼食を持ってくるようになどと言われた場合には要注意です。
見学に来た人や、学生さんを大事にできないところはブラックです。
病院見学時のチェックポイント
ブラックな病院や施設は、とにかく汚いです。
見学時には、病院や施設に清掃が行き届いているか、スタッフルームやナースステーションは整理整頓がされているかを確認しましょう。
Y病院は、常に病院中が埃だらけであり、スタッフルームやナースステーションは物がめちゃくちゃになっていました。
汚いということは、衛生管理ができていないということです。
また、職員やスタッフの身だしなみが整っているかどうかも重要なチェックポイントです。
Y病院は、病院だけではなく、職員やスタッフもかなり汚かったです。
看護師の白衣や、介護士・看護助手のエプロンはいつも真っ黒であり、洗濯もせずに毎日同じユニフォームを着ている人達ばかりでした。
もちろん身だしなみもだらしなく、ボサボサの金髪に厚化粧の看護師や、腰パンをしている職員、毎日裸足にサンダルの看護師長などが存在していました。
職員やスタッフが、手洗いや手指の消毒をしっかりと行っているかも確認してください。
私はY病院のスタッフが、手洗いや手指の消毒をしている場面を見たことはまったくありません。
汚いユニフォームを着用し、そんな状態で看護や介助を行うため、感染症が頻繁に拡大していました。
インフルエンザやマイコプラズマ肺炎などの感染が拡大し、何人もの患者さんが亡くなっています。
医療従事者として、衛生観念がないということは致命的であり、患者さんの命に関わるのです。
介護業界に、外国人労働者を受け入れる政策が実施されていますが、外国人介護士が多い場合にも要注意です。
Y病院の介護士のほとんどが、無資格の中国人介護士であり、片言の日本語で日常的に患者さんを虐待していました。
無資格の介護士がオムツ交換やトイレ介助などを行っていましたが、これは違法行為です。
本来であれば、体に直接触れる介護は資格がなければやってはいけません。
更に中国人介護士たちは、ティッシュペーパーやトイレットペーパなど、病院の備品を頻繁に盗んでいました。
あまりにも大量に無くなるため、倉庫に監視カメラが設置されたほどです。
国籍差別や人種差別をするわけではありませんが、外国人介護士が多いようなところは、かなりの人手不足なうえに治安が悪いため要注意です。
病院見学で面接を強要されたら要注意
ブラック病院では、見学に来た人を逃がさないために、そのまま面接に持ち込むといったことが行われています。
私は病院見学で、とにかくベタ褒めをされました。
これがY病院の手口です。
「君は素晴らしい」
「是非うちの病院に来てくれ」
などととにかくベタ褒めをし、なんとかして面接に持ち込もうとしてきます。
面接では即採用され、そのまますぐに雇用契約書にサインをさせられます。
雇用契約書には、求人情報とはまったく異なる条件が記載されていますが、何の説明もありません。
サインが終わると、そのままユニフォーム合わせが始まります。
Y病院は、とにかく見学に来た人を逃がさないために必死でした。
逃がしてしまうと、人事課長などが院長からめちゃくちゃに怒鳴られます。
見学当日に、面接を強要される場合には要注意です。
病院見学では、あくまでも見学のみにとどめておいたほうが無難です。
また、面接を行う前に、様々な病院や施設に見学に行った方がよいでしょう。
私はY病院にしか見学に行かなかったため、他にも見学にいくべきだったと後悔をしています。
複数の病院に見学に行くことにより、ブラック病院に就職してしまうリスクを減らすことができます。
まとめ
ブラック病院を見分ける8つのポイントを以下にまとめます。
・見学に行く前に、条件の良すぎる求人情報には注意する
・電話でアポイントをとった際に、長時間の見学日程や昼食を持参などと言われた場合には要注意
・病院や施設の清掃が行き届いているか、ナースステーションやスタッフルームは整理整頓されているかチェックする
・職員やスタッフの身だしなみは整っているかチェックする
・職員やスタッフは、手洗いや手指の消毒を適切に行っているかチェックする
・外国人介護士が多い場合には要注意
・面接を強要された場合には要注意、見学のみの方が無難
・複数の病院や施設に見学に行く
以上8つのポイントをしっかりと見極め、ブラック病院には就職しないようにしましょう。
終わりに
ブラック病院に就職してしまうと、本当に悲惨です。
私は作業療法士として、Y病院から学んだことは何もありません。
サービス残業や無休での休日出勤を押し付けられ、時間をムダにしただけでした。
もしあなたがブラック病院に就職してしまったのなら、今すぐに辞めるべきです。
搾取されるだけであり、時間をムダにしてしまうだけですよ。
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ブラック病院がなくなることを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!