【看護師のいじめの例】洗礼を受けた新人Sさん【退職済み】
新人看護師のSさんは、奨学金を返済するために求人情報の条件がよいY病院に就職、しかしそこはとんでもないブラック病院でした。
社会人から看護学校へと入学し、どうしても看護師になりたいとの夢を叶えた彼女ですが…
ボロボロになって退職していきます。
はじめに
ブラックすぎるY病院にいました、作業療法士のコージです!
私がこの病院で経験2年目に入った頃、新人看護師のSさんという女性が入職してきました。
彼女は、社会人から看護学校へと入学し、トップクラスの成績で卒業をした、努力家で優秀な方です。
そんな将来を期待されていたSさんですが、壮絶ないじめを受けて退職していきました。
新人看護師のSさんと奨学金の返済について
新人看護師のSさんは
「どうしても看護師になりたい」
との夢を叶えるため、高校を卒業後に働いてためた貯金と、奨学金を借りて看護学校を卒業した努力家です。
彼女は、毎日のようにアルバイトをしながらも、看護学校での成績は常にトップクラスだったそうです。
そんなSさんですが、奨学金を返済するために、求人情報の条件が良いY病院へ就職を決めました。
しかし、私がいたブラックすぎるY病院の求人には、異常に条件の良い情報が記載されていますが、その実態はまったくのデタラメです。
求人には賞与〇カ月、などと書かれていますが、実際は院長査定により、賞与どころか罰金になる人が何人も存在する、とんでもないブラック病院でした。
Y病院の評判は最悪でしたが、ウソの求人情報にだまされて就職をしてくる人が後を絶えず、新人看護師のSさんもその一人でした。
Sさんは、奨学金を返済するために、Y病院の求人情報にだまされてしまい、就職を決めたようです。
看護学校をトップクラスの成績で卒業した、優秀な彼女に対して、すぐに壮絶なイジメが始まります。
ブラックすぎるY病院の看護師たちは、知識も技術も低すぎる人の集まりだったので、優秀な新人Sさんのことが気に入らなかったのかもしれません。
看護師のSさんが受けたイジメ「新人教育という名の洗礼」
普通のまともな病院であれば、入職後に新人に対して研修が行われると思いますが、Y病院に新人への研修や指導というものは一切ありません。
この病院では、「自分で見て一から覚えろ」という院長の方針により、誰も何も教えてなどくれませんでした。
医療行為を見るだけで覚えろとは、危険すぎる行為ですし、実際に医療ミスが多発していました。
研修や指導がないどころか、Y病院に就職をした新人の看護師を待ち受けているのは、新人を教育するという名目で行われる壮絶なイジメです。
この看護師の間で行われるイジメは、職員たちのなかでは洗礼と呼ばれていました。
先輩の看護師たちから洗礼を受け、それを乗り越えた新人だけが一人前と見なされるという、意味不明すぎる儀式です。
この洗礼に耐えることができずに、ほとんどの新人看護師はすぐに病院から退職をしていきます。
そのため、Y病院の看護師や職員たちは、歳がいっている老害しか存在しません。
どれだけ我慢強い人であっても、ほとんどの人が1年から2年で、体や精神を壊して退職をしていきます。
ブラックすぎるY病院に就職し、認知症病棟に配属をされたSさんですが、さっそく洗礼を受けることになります。
認知症病棟についてですが、Y病院のなかで最も最悪であり、最も問題がある病棟です。
新人のSさんは非常に優秀であり、この病棟でも彼女ならやれると、病院側は判断をしたのかもしれません。
Sさんは朝に出勤をしてから勤務が終了するまで、病棟のナースステーションの壁際に、一日中立たされていました。
何があっても、途中でイスに座ることなど、絶対に許されません。
そして、食事の時間になると、Sさん一人ですべての患者さんにお茶を配らなければなりません。
女性一人で、巨大なやかんを使用して、何十人もいる患者さんのコップにお茶をそそいでまわるのは、かなりの重労働です。
食事の時間が終了すると、今度はSさん一人で全員の食器やコップを片付けなければなりません。
片付けが終わると、再びナースステーションの壁際に立たされます。
これが、ブラックすぎるY病院で実際に行われている、新人教育という名の洗礼です。
教育どころか、老害の看護師たちによる、新人の看護師へのただのイジメです。
一日中、ナースステーションの壁際に立たされ、食事の時間になると準備と片づけを一人でやらされるだけの毎日が延々と続きます。
この洗礼は、特に期間などは決められておらず、先輩の看護師たちの気が済むまで行われます。
場合によっては、数カ月もの間続けられることすらありました。
これの、一体どこが新人教育なのかさっぱり分かりませんが、Y病院の看護師たちは口をそろえて
「今どきの若い者はやる気がない・根性がない」
と繰り返し、言っていました。
今どきの若い者と言っていましたが、こういう人たちこそ、まさに老害と呼ぶのにふさわしいですね。
なかでも、優秀な新人のSさんは非常にきつく当たられており、彼女が入職して数カ月後には、Sさんの姿を病院で見ることはなくなりました。
どうやら、Sさんはうつ病を発症していまい、退職をしていったようです。
このY病院は精神科病院ですが、精神科の看護師が新人をうつ病に追い込むとは…かなり謎ですね。
イジメをするような看護師は技術が低いだけです
Y病院での経験からですが、イジメをするような看護師は、知識や技術が低すぎるだけです。
実際にこの病院では、こんなことがあったので、紹介したいと思います。
新人看護師のSさんが配属をされていた、認知症病棟を通りかかると
「お願いします! お願いします! どうか助けてください!」
と女性の患者さんが、私に向かって大声で叫んでいました。
驚いて急いで近寄ると、その患者さんの両腕中には、何枚もの絆創膏がはられています。
状況を把握すると、認知症病棟の老害の看護師たちが、何度も採血をすることに失敗をしたようです。
女性の患者さんの両腕は腫れあがり、アザだらけになっていました。
あろうことか、そんな状態の患者さんを取り囲み、中年のオバサン看護師たちは爆笑していました。
「あら~〇〇さん、こんなに絆創膏はっちゃって~」
「次は私がやるわ~」
などと患者さんに向かって言いながら、看護師たちは笑い転げています。
何が楽しいのかさっぱり分かりませんが、イジメをするような看護師は、技術が低いうえに人としても最低な人です。
Y病院の看護師たちは、日常的に患者さんを虐待していましたが、こんな人たちに学ぶことなど何もありません。
こういう人は、自身のレベルが低すぎるために、自分よりも下の立場の人間をイジメているだけです。
新人のSさんに対してもそうでしたが、自分が何もできないために、相手に対して脅威を感じています。
もしも、この記事を読んでいるあなたがイジメを受けているとしても、あなたは一切悪くありません。
イジメをするような看護師を相手にしてはいけませんし、あなたの方が上なので、何を言われても気にしなくてOKです。
終わりに
あなたがイジメを受けているのであれば、そんな職場からは転職をすることも一つの選択肢です。
「とりあえず3年」とよく言われますが、Sさんのようにうつ病を発症したり、取り返しのつかないことになってからでは遅いですよ。
私もブラックすぎるY病院でイジメを受けながら、無理をして働き続けた結果、体を壊して退職をすることになりました。
私は新卒1年目に就職をしたY病院から、1年半で退職をしましたが、困ったことは一切ありませんし、「とりあえず3年」はまったくのウソです。
陰湿なイジメに耐え続けていても、時間のムダですし、さっさと転職してしまいましょう。
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ブラック病院がなくなることを、願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!