【難病】の私が仕事を辞めて残ったもの【90日間の失業保険のみ】

2020年1月31日

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難病の私は、ブラック企業で体を壊して退職をしましたが、残ったものはたった90日間失業保険だけでした。

難病は使える制度が非常に少ない、比較的にグレーな領域です。

自分の身を守れるのは、自分しかいません。

はじめに

体を壊してブラック企業を退職しました、作業療法士のコージです!

退職後に失業保険を受給しながら、障害年金を申請しましたが、結果は不支給でした。

難病の私が仕事を辞めて分かったことを、解説していきます。

世の中は残酷ですが、これが現実です。

難病の私が仕事を辞めた理由について

退職届

難病の私が仕事を辞めることになった原因についてですが、ブラック企業でのストレスです。

大学を卒業して、一年目に就職してしまったブラック企業では、自分のデスクすらなく、嫌がらせを受けるといった毎日でした。

さらには、サービス残業や休日出勤を、無理やり押し付けられるといった日々です。

それでも、自分がやりたい分野に就職したため、当時の私は

「絶対負けねぇ!」

と戦うことを選んでしまいました。

難病治療のために入院・留年し、大学を卒業するまでに5年間かかったため、こんなところで負けられないといった気持ちがありました。

しかし、今思えば、やりがい搾取をされていただけなのかもしれません。

5つの診療科で治療を続けながら、ブラック企業と戦い続けましたが、ついに限界が訪れます。

いつも通りの嫌がらせに、勤務中に突然ブチギレて早退をすると、帰宅後は体がまったく動かなくなりました。

そしてその後は、気が狂いそうなほどの、激しい痛みが全身を襲ってきました。

かかりつけの病院をたらい回しにされ、やっとの思いで最終的についた診断は、線維筋痛症という病気です。

この病気は、脳の痛みの神経回路が、過剰に興奮することで起きる病気ですが、元々の持病にブラック企業でのストレスが原因となり、発症してしまったようです。

すでに5つの診療科で治療を行っていましたが、線維筋痛症の治療のために麻酔科が加わり、6つの診療科で治療を行うことになります。

難病の私が、ブラック企業と戦い続けた結果がこれでした。

難病を抱えてるあなたは、絶対にブラック企業と戦ってはいけません。

病気に理解のない職場と戦ったとしても、得られるものなど何もありません。

理解のない職場からは、今すぐに逃げるのがベストです。

難病の私が申請した傷病手当金について

カルテ記入

体が動かなくなり、そのまま翌日からは出勤することを拒否し続けました。

人手不足であるため、出勤しろと何度も電話がかかってきましたが、すべて無視です。

しかし、これではラチがあかないため、一カ月後にブラック企業と面談をすることになりました。

休んでいた分については、傷病手当金を申請するために、かかりつけの病院から診断書を取得することにしました。

傷病手当金は、連続して3日以上仕事を休んだ場合に、給与の3分の2に相当する額を受け取ることができる制度です。

全国健康保険協会のホームページから、診断書と申請書を印刷することができます↓

全国健康保険協会:健康保険傷病手当金申請書

すでに退職届を準備し、退職することを決意していたため、面談のときに合わせて傷病手当金の申請を行いました。

申請書は職場に書いてもらう必要があるため、嫌味を言われてかなり揉めました。

やっとの思いで、退職手続きと傷病手当金の申請を済ませましたが、受け取ることができるたのは、たった一カ月分の傷病手当金です。

しかも、その傷病手当金は、給与のたった3分の2の金額です。

難病の私が退職するときに受け取ることができたのは、たったこれだけのお金でした。

難病の私と失業保険について

失業保険

退職後も、引き続き傷病手当金を受け取れるケースもあるようですが、私の場合は該当しないようでした。

そこで、退職後は失業保険を申請しましたが、受けとることができたのは、たったの90日間だけでした。

障害者手帳を所持している場合には、失業保険の支給期間は最低でも300日間となりますが、難病というだけでは当てはまりません。

障害者手帳と、指定難病医療費受給者証は、まったくの別物です。

難病患者は障害者とは異なり、使える制度が本当に少ないのが特徴です。

望みをかけて、失業保険の受給中に、障害年金を申請しましたが、結果は不支給でした。

6つの診療科で治療を行っているものの、障害年金を支給する基準に達していないとの理由です。

難病を抱えてる方には、障害者手帳の取得もできず、障害年金も受け取ることができない、という方も多いと思います。

難病の私が仕事を辞めて残ったものは、わずかな傷病手当金、90日間の失業保険、たったこれだけです。

世の中は残酷ですが、これが現実です。

傷病手当金と失業保険について詳しくは、こちらの記事で解説をしています↓

【ブラック企業からの退職】有利にするためにやったこと【全公開】

難病を理解されない職場なら辞めるべきです

ドクターストップ

難病を理解されない職場や、ブラック企業とは絶対に戦ってはいけません。

世の中は残酷ですが、戦っても何も残りません。

万が一、体を壊してしまったら、本当に取り返しのつかないことになってしまいます。

実は、難病患者を雇用することにより、企業には特定求職者雇用開発助成金という助成金が支払われています。

つまり、難病患者は、労働力だけではなく、助成金も提供しているということになります。

私がいたブラック企業も、助成金を受け取っていたはずですが、何とも理不尽な話です。

しかし、これが現実です。

難病を抱えているあなたは、体を壊してしまう前に、すぐに退職をしましょう。

ブラック企業から退職をするには、これらの記事をぜひ参考にしてみてください↓

【ブラック企業を辞めたい人へ】1年で退職してみた件【問題ナシ】

【ブラック企業からの退職】有利にするためにやったこと【全公開】

終わりに

私はブラック企業と戦ってしまったことを、本当に後悔しています。

ブラック企業は、あの手この手で洗脳をしようとしてきますが、決してだまされてはいけません。

難病に対して

「病気は自己責任だ」

などと言ってきますが、企業には助成金が支払われていますし、そんなことを言われる筋合いはありません。

仕事よりも何よりも、まずは自分の体が一番大事ですよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。

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この方法なら、お金をかけずに、無料でスキルを身に着けることも可能です。

自分のすべてを注ぎ込んで執筆をしたので、在宅ワークを考えている方はぜひご参考ください↓

【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】

 

国の障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが、公的機関であるハローワークの実態もかなりひどいものになっています。

こちらの記事では、難病の私が実際に、ハローワークの専門援助を受けた経験を紹介しています。

合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。

ハローワークの専門援助は、最低でした↓

【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】

 

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