【潰瘍性大腸炎】風邪には要注意です【こじらせました】
潰瘍性大腸炎は、免疫機能に関わる様々な薬を服用している方が多いので、風邪などには十分に注意をする必要があります。
風邪をこじらせたり、悪化させてしまうと大変なことになってしまいますよ。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
先日に、このようなツイートをしました↓
#潰瘍性大腸炎
免疫抑制薬のイムランと生物学的製剤のヒュミラを併用していますが、風邪をこじらせてしまいました😱年末年始で油断していたのですが、かなり物凄いことになってます。
予防が一番大事だと、改めて思い知らされました😷
— コージ@難病系作業療法士ブロガー (@koji_ot) January 3, 2020
免疫抑制薬のイムランと生物学的製剤のヒュミラを併用していますが、風邪をこじらせてしまいました😱
年末年始で油断していたのですが、かなり物凄いことになってます。
予防が一番大事だと、改めて思い知らされました😷
イムランとヒュミラの併用を始めてから、3~4カ月ほどになりますが、風邪をこじらせて物凄いことになりました。
潰瘍性大腸炎は風邪をひきやすい病気です
潰瘍性大腸炎についてですが、自己免疫の異常によって起こる病気だと考えられており、免疫機能を下げるような薬を服用している方も多いです。
ペンタサやアサコール、リアルダなどの5-ASA製剤のみで症状がコントロールできている方もいますが、合わせてステロイド薬や生物学的製剤などを使用している人も少なくありません。
ステロイドや生物学的製剤には、免疫機能を下げる副作用があるため、風邪をひきやすくなったり、感染症にかかりやすくなってしまいます。
現在の私は、リアルダと免疫抑制薬であるイムランを毎日飲みながら、合わせて2週間に一度はヒュミラの自己注射をしつつ、なんとか症状を抑えているといった感じです。
また、毎日ではありませんが、調子が悪いときにはリンデロン座薬(ステロイド)の使用も行っています。
これだけの薬を服用しているので、感染症には十分に注意をして生活していますし、うがい・手洗いはもちろんのこと、家にはアルコール消毒液も常備しているくらいです。
そのため、普段は風邪をひいたりすることはありませんでしたが、年末年始(2019年~2020年)ということで周りの雰囲気も重なり、油断をしてしまいます。
少しぐらいなら大丈夫だろうと思って、マスクをしないで買い物に出かけたり、お正月には私の実家にみんなで集まって、お昼からお酒を飲んだりしました。
いつもは週末にだけ、少量を飲むように心がけていますが、このときにはついつい飲みすぎてしまいます。
無防備で人混みの中を出歩いたことに加えて、完全に二日酔いになってしまったことが、風邪を引いた原因かもしれません。
免疫機能は目に見えるものではないため、自分でも大丈夫だろうと思ってしまいがちですが、潰瘍性大腸炎は本当に風邪をひきやすい病気です。
潰瘍性大腸炎を発症してから、約20年ほどになりますが、少しの油断が命とりになってしまうと改めて感じました。
潰瘍性大腸炎の人が風邪をひくと悪化しやすいです
潰瘍性大腸炎の人が風邪をひいてしまうと、免疫機能が下がっているために、悪化をしたりこじらせてしまう可能性があります。
たかが風邪と思われるかもしれませんが、肺炎などを引き起こしてしまうと、命にもかかわってきますし、非常に危険です。
イムランとヒュミラの併用を始めてから、本格的な風邪をひいたのは初めての経験になりますが、症状は徐々に悪化をしていくことになりました。
最初は、多少の鼻水が出るくらいでしたが、数日後の夜中に強烈な寒気を感じて目が覚めてしまいます。
体温を測ると38度あり、電気毛布の温度を最大にまで設定し、再び布団に入ることにしましたが、体がブルブルと震えてまったく眠ることができませんでした。
ここまで強烈な寒気を感じたのは、これまでの人生でそうそうあるものではありませんでしたし、今まで風邪をひいたときよりも症状がかなり重く感じました。
ストーブの温度を上げたり、合わせてエアコンをつけてみたり、ありとあらゆることを試しても、体が温まることはなかったくらいです。
私の免疫機能は、通常よりも大幅に能力が落ちているので、できる限りのフルパワーで稼働をしていたのかもしれませんね。
インフルエンザかとも思いましたが、幸いにも38度から熱が上がることはなく、翌日は1日布団の中で過ごしたところ、症状は軽くなっていきました。
私の場合、潰瘍性大腸炎を発症してから約20年であること、自身が医療従事者であることなどから判断をして、あえて病院には行きませんでしたが、通常はすぐに受診をするのが望ましいです。
潰瘍性大腸炎の患者さんが、自分の勝手な判断で風邪薬や鎮痛剤を服用したりするのは、非常に危険な行為になります。
風邪などの症状が出たら、必ずかかりつけの病院や主治医に相談をするようにしてください。
潰瘍性大腸炎に油断は禁物です
潰瘍性大腸炎は、難病に指定されている病気ですが、寛解期にあれば普通の人と変わらない生活を送ることができます。
薬を服用していたとしても、調子が良いときにはつい油断をしてしまいがちですし、自分が難病だと忘れてしまうような方も多いと思います。
そして今回の私のように、何らかのイベントがあるようなときには、どうしてもハメを外してしまいがちです。
しかし、潰瘍性大腸炎はそんなに甘くない病気ですし、油断は絶対に禁物だと今回の経験から学びました。
特に免疫機能は、目で見て分かるものではありませんし、自分でも落ちていることが実感しにくいものでもあります。
私もこれほどとは思いませんでしたが、自分の想像以上に免疫機能が低下していることを実感させられました。
とにかく、風邪をひいただけで、あれほど強烈な寒気を感じたことは、本当に初めての経験でした。
病気だからといって、何でもかんでも気にしすぎるのは良くありませんが、ほどよい緊張感も大事です。
そのバランスが難しいところではありますが、やはり潰瘍性大腸炎という病気は、あくまでも難病です。
少しの油断が、命とりになったり、症状を悪化させることに繋がってしまいます。
ストレスをためないようにリラックスしつつも、ほどよく「節制」をしながら生活をすることが大事なのかもしれませんね。
ほどよく節制をしながら生活をしつつ、風邪をひいたり感染症にかからないためにも、とにかく予防を徹底することが重要です。
終わりに
今回のケースでは受診はしませんでしたが、実は指定難病受給者証については、風邪などでも使えるということはあまり知られていません。
条件に当てはまれば、他の病気や診療科でも受給者証を適用させ、医療費の助成を受けることが可能です。
こちらの記事では、受給者証を最大限に活用する方法について解説をしているので、ぜひご参考ください↓
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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