【難病】の私が【就職】するためにやった全てのこと
私は持病の悪化のため、勤めていた職場を退職しました。
療養生活を送った後、様々な形で就職活動を行い、現在は体に無理のない範囲で働くことができています。
難病を抱えている私が行った全ての就職活動について紹介していきます。
はじめに
6つの診療科に通う男、作業療法士のコージです!
私は潰瘍性大腸炎など様々な自己免疫疾患を抱えており、現在は6つの診療科で治療を行っています。
難病や障害を抱えている方は、私と同じように「体に無理のない範囲で働きたい」と考えている方が多いのではないでしょうか?
失業保険のためにハローワークへ
私は作業療法士として病院に勤めていましたが、体を壊して退職することになりました。
転職先が決まっていなかったため、このままでは生活することができません。
そこで、ハローワークに行き失業保険を申請することにしました。
職場から郵送されてきた離職票は、正当な理由のない自己都合退職とされてしまいましたが、診断書により体を壊して退職したことが認められました。
その結果、特定理由離職者となり、一週間の待期期間の後すぐに失業保険が支給されることになります。
ハローワークの専門援助を受けることに
失業保険は「働く意思のある人」しか受け取ることはできません。
そのため、定期的にハローワークへと通い、就職活動を行う必要があります。
難病を抱えている私は、ハローワークの専門援助を受けることになりました。
ハローワークの専門援助は、障害者だけではなく、難病を抱えている人も受けることができます。
専門援助では、免疫疾患について詳しい相談員が私の担当になりました。
詳しくは後述しますが、ハローワークの相談員は最低です。
職業訓練のWebデザイン科へ入校することに
失業保険を受給しながらハローワークへと定期的に通っていると、職業訓練Webデザイン科の生徒を募集をしているのを見つけました。
元々興味のある分野であったことや、体に無理のない範囲で働きたいとも考えていたため、私はこの訓練へと4カ月間通うことになります。
訓練修了後の方針として
「施設や老人ホームなどで事務員やホームページの管理・運営などを行いながら体調に合わせて作業療法士としての業務を行う」
と専門援助の相談員と話し合って決めました。
職業訓練の期間は4カ月のため、90日の失業保険は訓練の途中で打ち切られてしまいます。
そこで、失業保険の支給終了後は、月10万円受け取ることができる職業訓練受講給付金へと切り替えることになりました。
職業訓練に通うことになると、専門援助部門職業訓練担当の職員が私の担当に加わりました。
相談員と職業訓練担当の職員、二人による専門援助を受けることになります。
こちらも詳しくは後述しますが、職業訓練担当の職員も最低でした。
ハローワークの専門援助を受けた結果
職業訓練に通っていた4カ月間と、訓練修了後の3カ月間、合わせて7カ月間ハローワークの専門援助を受けました。
その結果、就職することができませんでした。
ハローワークの相談員や職員は最低でした。
ハローワークの専門援助では、個別に合った求人を開拓してくれることになっています。
担当の相談員は、最初に話し合って決めた方針をもとに、施設や老人ホームなどに直接足を運んだり、電話をして求人を開拓してくれることになっていましたが…
直接足を運んでくれたり、電話をしてくれたことなど一度もありません。
毎回口では「次までには必ずやる」と言うのですが
毎回「忙しくて無理だった」と言われました。
このやり取りを、7カ月もの間毎回繰り返されたのです。
挙句の果てにはこの相談員、最初に決めた方針はどこにいったのやら、ウソの求人を紹介してくる始末でした。
職業訓練担当の職員は、手続きについてさっぱり理解していませんでした。
訓練期間中、書類の不備のために何度もハローワークに呼び出されたのです。
一度に言ってくれればいいのですが…
後からあれを持ってこいと電話で言ってきたり、やっぱり間違っていたから違う書類を持ってこいなど散々でした。
しかも、何時にハローワークに来てと時間は指定されるのですが、一度も時間を守ってもらったことはありません。
時間を指定されたにも関わらず、この職員が外出中のため、一時間以上待たされたこともあります。
ハローワークの相談員や職員だけではなく、ハローワークの求人も最低でした。
12万円でWebデザイナー募集とか、時給1000円で作業療法士募集とかそんなのばっかりでしたからね。
作業療法士って一応医療系の国家資格なんですが…
このWebデザイナーの求人は手取りじゃなくて、総額で12万円です。
更にこの求人は、経験者のみの募集でした。
ハローワークの求人はブラックしかありません。
職業訓練を受けた結果
職業訓練のWebデザイン科に4カ月間通いましたが、IT業界に就職することができたのは経験者ただ一人だけでした。
この方は元々プログラマーをしていたようです。
しかし、この方はトライアル雇用での採用であり、正社員での採用ではありません。
つまり、この職業訓練から正社員としてIT業界へと採用された人は一人もいないのです。
私が通っていた職業訓練は、民間企業に委託されている求職者支援訓練ですが、授業や就職支援の質はあまりにも低いものでした。
講師達は生徒に自習をさせ、自分の仕事をしているだけであり、授業は全く行われません。
それどころか、生徒が質問をすると「こんなことも分からないの?」と怒鳴り散らされるのです。
この訓練校はハローワークやIT業界の中で悪評が広まっており、生徒達は就職活動を行っても書類選考すら通過することができませんでした。
途中退校者も何人も出ており、精神に障害を抱えている方が訓練期間中に体調を崩して入院となったケースもあります。
月に一度キャリアコンサルティングと呼ばれる、講師との面談がありましたが
私は体に無理のない範囲で就職先を探していると伝えただけで
「絶対に雇用保険入って仕事しろ! じゃねーと金にならねーんだよ!」
と怒鳴り散らされたこともあります。
週に20時間以上勤務する場合、パートやアルバイトであったとしても雇用保険に加入することができるため、就職したと見なされ、訓練校に対して助成金が入るからです。
助成金目当ての、とにかくカネに汚い訓練校でした。
職業訓練について詳しくはこちらをご参照ください↓
就職・転職サイトの活用
ハローワークや職業訓練校があまりにもあてにならないため、私は以前に登録してそのままにしていた転職サイトを再び利用することにしました。
私が利用した転職サイトは、理学療法士・作業療法士の転職に特化しているPTOT人材バンクです。
私の担当になったキャリアパートナーの方は、私の体についてなど本当に親身になって相談にのってくれました。
そして、「体に無理のない範囲で働きたい」との要望を真剣に聞いてくれ、条件にあった場所を一緒に探してくれたのです。
ハローワークの相談員や職員なんかとは大違いです。
その結果、無事に就職先が見つかり、現在は体に無理のない範囲で働くことができています。
就職・転職サイトの特徴として、企業がお金を払って求人広告を掲載していることが挙げられます。
そのため、就職・転職サイトには優良な求人が多いのが特徴です。
ハローワークには企業が無料で求人を掲載することができるため、求人にお金をかけることができない、やっていくのにギリギリの企業が多いのです。
こうした企業は人を使い捨てだとしか思っておらず、ハローワークにはブラック企業の求人しかありません。
ハローワークの専門援助を受け、職業訓練にまで通いましたが、本当に時間をムダにしてしまいました。
最初から就職・転職サイトを利用していれば、7カ月もの時間をムダにしなくて済んだのではないかと後悔しています。
難病や障害のある方は、私と同じように「体に無理のない範囲で働きたい」と考えているのではないでしょうか。
そういう方こそ、ハローワークなんかよりも就職・転職サイトを活用するべきです。
現在日本では働き方改革が推し進めらており、難病患者や障害者の就職・転職には追い風が吹いています。
このチャンスを逃さない手はありません。
こうしたサイトは、登録・利用すべて無料ですし、登録だけして求人情報を眺めるだけでもOKです。
登録したからといって、絶対に就職・転職しなければいけないワケではないですからね。
終わりに
障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが…
ハローワークでもこうしたことが横行していますし、国の公的機関は全くあてになりません。
難病は障害者手帳とはまったくの別物であり、使える制度も少ない、比較的グレーな領域です。
比較的グレーな領域であるため、難病は見た目からは分からず、周囲から理解されにくいといった特徴もあります。
そのため、自分の身は自分で守るしかありません。
就職・転職サイトを利用することにより、情報を味方につけることができます。
情報を味方につけることで、自分の身を守ることに繋がるのではないかと私は考えています。
実は私には、新卒一年目にブラック企業(病院)に就職してしまった経験があるのです。
そして、情報を味方につけることの重要性を学びました。
あなたも情報を味方につけ、優良企業に就職・転職してみませんか?
ブラック企業がなくなることを願っています。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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難病の私ですが、現在はフリーランスとして在宅で仕事をしています。
ここまでくるには、かなりの遠回りをしてしまったため、効率的にWebデザイナーになる方法を解説しました。
この方法なら、お金をかけずに、無料でスキルを身に着けることも可能です。
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【Webデザイナーになるには?】職業訓練は無理です【効率的な方法】
国の障害者雇用の水増し問題は記憶に新しいですが、公的機関であるハローワークの実態もかなりひどいものになっています。
こちらの記事では、難病の私が実際に、ハローワークの専門援助を受けた経験を紹介しています。
合わせて、障害者雇用専門の転職エージェントについても解説をしているので、障害者手帳をお持ちの方は参考にして頂ければと思います。
ハローワークの専門援助は、最低でした↓
【障害者雇用】ハローワークの専門援助はやめとけ!【最低です】