【職業訓練の面接】【ブラックな訓練校の見分け方】

2020年1月31日

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職業訓練校のなかには、授業や就職支援の質が低い、助成金目当ての訓練校が少なくありません。

私は求職者支援訓練のWebデザイン科に4カ月間通いましたが、めちゃくちゃブラックな訓練校でした。

ブラックな訓練校の面接は特徴的であるため、ある程度面接で見分けることができます。

ブラックな訓練校に通っても就職することはできませんし、完全に時間のムダです。

面接でしっかりと見分け、ブラックな訓練校には入校しないようにしましょう。

はじめに

ブラックな職業訓練Webデザイン科に通っていました、作業療法士のコージです!

私が通っていた職業訓練は、民間企業に委託されている求職者支援訓練です。

この訓練校は、授業のほとんどが自習であり、質問をすると講師に怒鳴り散らされる、めちゃくちゃブラックな訓練校でした。

そして、この訓練からIT業界へと就職することができたのは、経験者ただ一人だけでした。

しかも、この人は正社員での採用ではありません。

面接で必ず就職をするように強要される

圧迫面接

もちろん就職することが前提の職業訓練ですが、ブラックな訓練校は就職することを強要してきます。

訓練修了後3カ月以内に生徒が就職することにより、訓練校に報奨金が入るからです。

ちなみにこの就職ですが、訓練とまったく関係のない分野に就職した場合や、パートやアルバイトなどの場合でも就職したと見なされ、訓練校に報奨金が入ります。

私はWebデザイン科の面接で、WebデザイナーやIT業界へと就職することは無理だと思うが、訓練修了後は絶対に就職してもらうと一方的に怒鳴られました。

また、講師が二人椅子に座っていましたが、かなり態度が悪かったです。

面接というよりは、私に発言する機会はほとんどなく、最初から最後まで一方的に怒鳴られて終わりました。

就職することを強要してきたり、一方的な面接の場合には要注意です。

もちろん就職することが目的の職業訓練ですが、あくまでも就職することは努力義務です。

就職しなかったとしても特に罰則などはありませんし、生徒を強制的に就職させる権利は訓練校にありません。

このような訓練校だった場合には、面接後に合格したとしても、辞退してしまったほうが良いでしょう。

以下にブラックな訓練校の実態を解説していきます。

ブラックな訓練校の授業は質が低い

雷

ブラックな訓練校に入校してしまうと、かなり悲惨な状況が待ち受けています。

ブラックな訓練校は、授業の質があまりにも低いです。

私が通っていたブラックなWebデザイン科は、授業のほとんどが自習でした。

講師は授業もせず、教室の目の前でPCをいじり、ひたすら自分の仕事をしているだけです。

質問をすると

「こんなことも分からないのか!」

とめちゃくちゃに怒鳴られます。

当然訓練が始まってからすぐに、質問をする生徒は誰もいなくなりました。

毎日がまるでお通夜のような雰囲気です。

気に入らない生徒や、出来が悪い生徒を徹底的にいびり倒し、退校するように仕向けるといったことも行われていました。

生徒の就職率は訓練校の評価に関わるため、そのような生徒は自主退校してもらった方が都合がいいからです。

放課後に別室へと呼び出して延々と怒鳴りつけたり、どう考えても無理な課題を出したりといったことが日常的に行われていました。

私も調査機関がアンケートをとりにきた際に、マイナスな評価をつけたところ、放課後に別室へと呼び出されて尋問されたことがあります。

アンケートは匿名となっていましたが、訓練校に指導が入ったことから犯人捜しが行われ、私が浮上したようです。

適当に否定をしておきましたが、講師たちは完全に私を疑っていました。

そしてその日から、私もターゲットにされてしまったのです。

授業中に何かと文句をつけられたり、放課後に別室に呼び出され、どこでもいいからさっさと就職して退校しろといったことも何度も言われました。

ブラックな訓練校の授業は、実務ではまったくといっていいほど役に立ちません。

授業の質が低いくせに、どこでもいいから必ず就職するようにと強要してきます。

ブラックな訓練校の就職支援は質が低い

不採用

また、ブラックな訓練校の就職支援の質もあまりにも低いです。

職業訓練では月に一度、就職支援の一環として、キャリアコンサルティングと呼ばれる講師との面談があります。

このキャリアコンサルティングも、面接と同じように一方的に怒鳴り散らされるだけでした。

生徒の話をまったく聞かずに、さっさと就職しろと強要するのみです。

私には持病があるため、体に無理のない範囲で探していると伝えたところ

「いいからさっさと就職しろ! じゃねーと金にならねーんだよ!」

と思いっきり机をたたかれながら、怒鳴られたこともあります。

この職業訓練では、とにかく講師から怒鳴られた記憶しかありません。

さっさと就職しろと言うわりには、具体的な就職支援は何もありませんでした。

そして、この訓練からIT業界へと就職することができたのは、元プログラマーただ一人だけです。

しかし、この人はトライアル雇用での採用であり、正社員としての就職ではありません。

トライアル雇用には、3カ月間の試用期間があり、その後は必ずしも正社員になれるわけではありません。

つまり、正社員としてIT業界へと就職することができた人は一人もいないのです。

生徒たちは、工場に就職した人や、警備の仕事に就いた人など、WebデザイナーやIT業界とは全く無関係なところに就職した人達ばかりでした。

ブラックな訓練校を選んでしまうと、就職することはできません。

ブラックな職業訓練修了後

ストレス

訓練が修了しても就職が決まるまでの3カ月間は、月に一度ハローワークへと通わなければなりません。

最初に説明しましたが、訓練修了後3カ月以内に生徒が就職することにより、訓練校に報奨金が入ります。

そのため、ブラックな訓練校からは、訓練が修了してからも絶対に就職するまで追撃されます。

ブラックなWebデザイン科では、訓練修了日に

「就職が決まってねーやつは何度も電話するからな! 覚悟しとけ! 絶対に着信拒否するなよ!」

といったことを言われました。

もう怖すぎですね。

あまりにも悪質なため、翌日のハローワーク来所日に今までのことをすべて報告しました。

その結果私には一度も電話がかかってくることはありませんでしたが…

悪質な訓練校のなかには、家にまで直接来られたケースなどもあるようです。

また、報奨金目当てに、ブラック企業へと無理やり就職させる訓練校なども存在します。

ブラックな訓練校に通ってしまうと、訓練が終わってからも悲惨です。

終わりに

ブラックな訓練校を選んでしまうと、時間をムダにしてしまうだけです。

職業訓練では、助成金や報奨金目当ての質が低いブラックな訓練校が少なくありません。

現在日本ではIT業界や介護業界の人材育成に力を入れており、IT関係や介護関係の職業訓練が増えてきています。

しかし、職業訓練はあまりおすすめできるものではありません。

職業訓練も無料ですが、同じく無料で通うことができるプログラミングスクールや、無料で介護資格を取得することができるスクールなどが存在します。

こうしたスクールは、学校と関連する企業に就職することにより無料となる仕組みです。

職業訓練と同じく無料ですが、授業や就職支援の質が比べ物にならないぐらいに高いのが特徴です。

IT業界や介護業界への就職・転職を目指している方は、職業訓練よりもそういったスクールをおすすめします。

私のように職業訓練の被害に合う方がいなくなることを願っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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