【作業療法士】が【偉そうになる理由】を解説してみる

2020年1月31日

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「先生」などと呼ばれ、偉そうな作業療法士や理学療法士、そんな人があなたの職場にもいませんか?

私がいたブラック病院は、経験1~2年目しかいないにも関わらず、やたらと偉そうな人達ばかりな病院でした。

私は作業療法士ですが、自分がこうならないためにも、偉そうになる理由を徹底的に分析・解説していきます。

はじめに

ブラックすぎる精神科Y病院にいました、作業療法士のコージです!

Y病院の作業療法士は、課長を除き、全員が1~2年目の作業療法士しかいませんでした。

この病院はとんでもなくブラックであり、患者さんを怒鳴り散らしたり、中にはリハビリと称して虐待する人までいたのです。

悲しいことに、臨床を経験していくと、偉そうになってしまうセラピストが結構います。

自分に対する戒めのためにも、セラピストが偉そうになる理由を分析・解説したいと思います。

臨床実習で必ず出会う・とにかく偉そうなバイザー

パワハラ

作業療法士や理学療法士になるためには、厳しい臨床実習を避けて通ることはできません。

そんな臨床実習で必ずと言っていいほど立ちはだかるのが、とにかく偉そうなバイザーの存在です。

セラピストの皆さんは、必ず一度はそういうバイザーと出会ったことがあると思います。

そんなバイザー見たことがない、というあなたは超ラッキーな人です。

私が治療実習で行った病院のバイザーからは

「一発芸やれ! やらなかったら実習落とすからな!」

と朝の申し送り中に、全員の前で一発芸を強制されたことがあります。

しかも一回だけではなく、事あるごとに

「何か面白いことやれ! つまらなかったら減点するからな!」

と強要されました。

評価実習で行った精神科病院のバイザーからは、フィードバック中にデイリーノートやケースレポートを、机に叩きつけられながら毎日怒鳴られました。

私達はこうした厳しい臨床実習を乗り越えてきたはずですが、実際に資格を取得すると偉そうになってしまうセラピストが絶えません。

こうした背景には、リハビリテーション業界独特の上下関係や、体育会系のノリが関係あるのではないかと思います。

私がいた大学でも上下関係が厳しく、卒業式の後は作業療法学科と理学療法学科に分かれて開催される、独特な飲み会が存在しました。

この大学では、作業療法学科よりも理学療法学科の方が体育会系であり、上下関係がかなり厳しかったです。

下の立場にいた時は苦労したはずですが、上の立場になった途端に

「自分も苦労したんだからお前も苦労しろ」

といった考え方に陥ってしまう人が多いです。

あなたはこうした考え方に陥ってませんか?

私の同級生にも、学生時代には大人しくて目立たなかった人が、資格を取得して臨床に出てから急に偉そうになってしまった人がいます。

この人とは最近偶然会ったのですが、本当に人が変わってしまったかのようでした。

リハビリテーションの大学、専門学校などの風習や教育が変わる必要があるのではないかと私は考えています。

理学療法士を目指す学生が自殺したのは臨床実習中のパワーハラスメントが原因として、ご遺族が養成校と実習先へ損害賠償を求めた訴訟で、平成30年6月28日大阪地裁は、パワハラと自殺の因果関係ならびに養成校と実習先の安全配慮義務違反を認め、全額支払いを命じた判決がありました。

引用:日本理学療法士協会

臨床実習中に自ら命を絶った学生さんまでいるのですから。

自分が辛い思いをしたからといって、相手にも辛い思いをさせていいワケがありません。

「自分が苦労したんだからお前も苦労しろ」といった考え方は絶対にダメです。

 

勉強や実習のことで悩んでいたり、辛い思いをしている学生さんがいたら、どうぞ私にご連絡ください。

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記事へのコメントや、お問合せからでもOKです。

現役の学生さんの意見を聞くことで、私も一人の作業療法士として成長できると考えています。

相談や意見、聞いてみたいことなど何でもどうぞ!

先生と呼ばれる療法士

講義

私達作業療法士や理学療法士は、患者さんや利用者様から先生と呼ばれることが多いです。

私がいた大学でも、バイザーや実習先の作業療法士・理学療法士のことは、先生と呼ぶようにと徹底して指導されました。

でも別に私達は先生じゃないんですよね。

これはリハビリテーション業界独特のものだと思います。

だって普通は同じ医療従事者でも、看護師さんのことを先生とは呼ばないですよね?

医師以外に先生と呼ばれるような医療職は、作業療法士や理学療法士といったリハビリ職くらいです。

患者さんや利用者様から先生と呼ばれているうちに、自分が偉くなったかのように勘違いをするセラピストが必ずいます。

私がいたブラックな精神科Y病院では、1~2年目の作業療法士しかいないにも関わらず、勘違いをしている人達ばかりでした。

患者さんに対して乱暴な言葉遣いをする人や、命令口調な人、中には虐待をする人までいました。

先生と呼ばれたとしても、あくまでも患者さんや利用者さんとは対等な関係です。

患者さんや利用者様より、作業療法士や理学療法士が上などということは絶対にありません。

それを絶対に忘れてはダメです。

療法士の立場は意外と低い

査定

先生と呼ばれる割には、作業療法士や理学療法士の立場は意外と低いですし、給料も医療職の中ではかなり低いです。

また、他職種との関係性人間関係がとても難しい職業でもあります。

そうしたストレスの矛先を、患者さんや利用者様に向ける人がいるのです。

私がいたブラック病院Yの作業療法士の立場は、あまりにも低いものでした。

片言の日本語で話す、無資格の中国人看護助手よりも低いほどです。

看護師や看護助手さんからは、作業療法を遊んでるだけだと言われ、レクリエーション中はヤジが飛んできます。

Y病院の作業療法士達は常にストレスが溜まっており、その矛先は患者さんへと向けられるのです。

完全にただの八つ当たりです。

常にイライラしていて、患者さんや利用者様に八つ当たりする人

あなたの職場にもこうした人がいませんか?

多職種との関係性や、人間関係が上手くいかないからといって、患者さんや利用者様に八つ当たりするなど、絶対にやってはいけない行為です。

看護師や他職種から何を言われようが、そんなものは患者さんや利用者様に何の関係もありません。

療法士が偉そうな職場はブラックです

ブラック企業

あなたの職場の作業療法士や理学療法士が、偉そうな人達ばかりなら、その職場はほぼ間違いなくブラックです。

そういったセラピストと一緒にいると、自分までもがダメになってしまいますよ。

そんな職場から学ぶことなど何もありませんし、セラピストとしても成長することはできません。

私はY病院から作業療法士として学んだことは何もありませんし、完全に時間のムダでした。

そうした職場からはすぐに、退職・転職することをおすすめします。

作業療法士や理学療法士は医療系の国家資格ですし、完全に売り手市場です。

現在の職場を辞めたところで、条件の良い転職先はいくらでもあります。

私はPTOT人材バンクという転職サイトを使用して、条件の良い職場に転職を成功させました。

PTOT人材バンクについて詳しくはこちらの記事で解説しています↓

PTOT人材バンクの評判ってどうなの?現役OTが使ってみた

終わりに

私は一年半でブラックなY病院から退職しましたが、本当に退職して良かったと思っています。

あのままY病院にいたら、私もこうした作業療法士になっていたかもしれません。

この記事を書きつつ、もう一度自分の発言や行動を振り返ってみようと思いました。

環境は本当に大事です。

環境が悪いなら、環境を変えることも一つの選択肢ですよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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